ヒードランGX

ヒードランGXは1つの特性と2つのわざを持っています。どれも強力ですので1つずつ考察していきます。

① 特性”バーンニグロード”

このポケモンがベンチからバトル場に出た時に自分の場の炎エネルギーを好きなだけつけられる、という特性です。基本的なポケモンカードのルール上、１ターンに１枚手札からエネルギーをつけていきわざに必要なエネルギーがたまったところで攻撃します。すなわちポケモンを場に出し”育てる＝エネルギーをつける”必要があるのです。プレイヤーはお互いにポケモンを育てつつ、また相手の場のポケモンの状況を考えながらプレイを進めるわけです・・・・が、このヒードラン、そのルールを無視し突如場に現れエネルギーを一気にまとい攻撃を繰り出すことができるのです。他のポケモンを育てるふりをして内心ヒードランでの攻撃を企てる。そんな奇襲作戦を可能にするのが特性”バーニングロード”。恐ろしい特性です。

② わざ”ばくねつスタンプ”

追加効果はないものの、このわざにも優れた点がいくつかあります。まずわざのダメージが130であること。この「130」という数字はポケカをする上で非常に大事な値だと僕は思います。その理由の一つ目はHPが130の強力な非GXポケモンが多数存在することです。思いつく限りアーゴヨン、ギラティナ、プテラ、リザードン（たけるとうき使用後）、キュレム、ホワイトキュレム、マッシブーン・・etc。こだわりハチマキは打点を30あげる優秀なポケモンのどうぐですが非GXポケモンには効果がありません。ですので素点が130未満の場合ククイ博士や喰いつくされた原野などで打点をあげる必要がありますが、ヒードランGXのわざ”ばくねつスタンプ”は素点が130あるのでHP130の非GXポケモンに対してその必要がありません。また二つ目の理由はほとんどのポケモンGXを２回の攻撃で倒せるということです。HPが270以上のTAGTEAMGXに対しては２回の攻撃のうちいずれかにこだわりハチマキをつければいいわけですね。

そしてこのわざに必要なエネルギーに注目してみました。「炎炎無」。これが意味することは、、、、そうです、カウンターゲインが使えるのです！しかも炎エネルギーには強力なエネ加速サポートの溶接工があります。カウンターゲインをつけたヒードランGXに溶接工で２枚のエネルギーをつければ攻撃の準備が完了。さらに他のポケモンに手札からエネルギーをつけることで次のターンの布石にもなります。強い！

③ わざ”ヒートボンバーGX”

このポケモンについている炎エネルギーの数×50ダメージ。TAGTEAMGXが猛威をふるっている現環境で青天井技は言うまでもなく強力です。炎エネルギーを６枚つければどんなポケモンだって一撃で倒せるのです。６枚は厳しいでしょ、、、と思われた方もいるかもしれませんが炎タイプには溶接工のほかにもエネ加速サポートがあります。使えば番が終わるという条件はあるものの山札から4枚もの炎エネルギーをつけられるサポート、カキ。自分が先行で相手のバトルポケモンがTAGの場合、手札からエネルギーを１枚つけカキを使えばエネルギーは５枚。先行２ターン目に手札から１枚つければ６枚となり、相手のポケモンを”ヒートボンバーGX”で倒すことができます。またこのわざはエネルギー１つから打つことができます。そのため後攻１ターン目に溶接工で２枚つければ即100ダメージが出せるので相手の進化前のたねポケモンを倒しテンポを遅らせることもできるのです。

ヒードランGXの考察いかがだったでしょうか。ほかにもまだまだ可能性を秘めたポケモンだと思いますので、今後ヒードランGXをいれたデッキでの対戦動画やデッキ考察を掲載する予定です。お楽しみに！！