ソ連におけるトイレットペーパーの実存的意味
ロシアやソ連に興味のある人はぜひこれを読んでほしいのですね……
たしか、ゴロウィナ・クセーニヤ『日本に暮らすロシア人女性の文化人類学』(明石書店、2017)で、「ソ連におけるトイレットペーパーの実存的意味についてはこれを参照」ということで名前が挙がっていて知ったのだったと思います。アブストラクトによれば、「1990年代の前後の時期における、ソ連とロシア、そしてその他東側諸国でのトイレットペーパーの入手可能性に関するストーリーを集めたものである」。これだけでもう最高だなと思ってしまうんですが。
もとは“Toilet paper usage in the Former Soviet Bloc and the Transition”という名前で著者の個人HPに載っていたようですが、いつしかインターネットの海の藻屑と化していたようです。ところが、つい最近、2022年にアップデートされたものがResearchGateで入手可能になっていました。(ハインズさん、ありがとう!)
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