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「残念ながら不採用になりましたが、あなたの応募作品のアイデアの一部を参考にさせていただきます」という一筆は要という意見に同意する
『令和元年のテロリズム』(磯部涼)を上記と同じタイトルでAmazonにレビューを書きました。以下が本文になります。加筆修正はありません。 本書の購入を決めた理由は、3年前に刊行された単行本版『令和元年のテロリズム』に「令和三年と四年のテロリズム」という追章が加えられたことで拍車がかかったからである。 最初に言っておくと、実はこの『令和元年のテロリズム』というタイトルを元ネタに、2年前にある雑誌に載った読者投稿に使わせてもらったことがある。 そのタイトルは「令和4年の
「妾でもいい」発言は平安女子の身近な悩みだが、大河ドラマとして本当に画期的なのは初の「側室」ヒロインが誕生したことである。
「妾でもいい あの人以外の妻にはなれない」 大河ドラマ『光る君へ』の第12話「思いの果て」での主人公まひろ(紫式部:吉高由里子)が放つ衝撃的な台詞はトレンド入りするくらいの反響だった。 「妾でもいい」という強いインパクトのある台詞は一見不道徳のようにも聞こえてしまいそうなのだが、現在のような愛人色が強いというわけではない。むしろ平安女子の身近な悩みを訴えかけているといってもいいだろう。作中での読み方でも「めかけ」ではなく「しょう」という読み方だ。この時代の貴族の世界ではや