好きになった女性を映画に誘うまで、誘った後の思い出
この話は約20年前の出来事です。
当時の私は大学生。
同じゼミで学ぶ女性の友達に恋をしました。
そんな彼女を映画に誘うまでの私の気持ち(小者感)、
映画を見に行くまでの心情、おまけでその後について話を、
恥を承知で綴ります。
●わかってください。映画に誘うことの勇気
好きになった人を映画に誘う。
相手に好意を抱いてから、実際に映画に誘うまで、
誘うって大丈夫かな、辞めておこうかな、一人悶々としていました。
「完全に惚れてしまってる」と自分でもわかるくらい。
授業でも顔を合わせるので、誘って断られその後気まずくなったらどうしようという、うまく行かなかったストーリーをついつい考えてしまう臆病で小心者の自分。
もう一人。
この子とお付き合いができたら良いのに、という思い。
この2つの感情が、数ヶ月せめぎあいをしていました。
数カ月間のせめぎあいの末、
僕は彼女を映画に、それも二人きりで行きませんかと誘いました。
20年前の連絡手段はもっぱらメール。
今のように「既読」がつきません。
大学のレポート課題以上に何度も書き直しをしてはを繰り返す。
文面を作っても「送信」を中々押せない。
「えい!やー!」
最後は思い切りで「送信ボタン」を押しました。
メールの返信が来るのか、来ないのか。
来てほしいような、断られたくないから来てもメールを読むのが怖いなぁと
ここでも小心者の自分がいました。
ようやく来た返事には、「いいよ!」。
もう、嬉しくて嬉しくて、何度もメールを見返してしまったのは
妻や子どもには秘密にしておこうと思います。
●映画デート?当日
朝、いや前日?いやいやもっと前から?
映画を見に行くのが待ち遠しかったです。
お恥ずかしい話ですが、ファッション雑誌で映画デートの流れとかを予習したのを記憶しています。
映画当日。
いつもよりいい服を着て、待ち合わせ時間より前に行き、
映画館までの道順を確認したりと、今やっている仕事以上に
丁寧に心を込めて彼女の到着を待っていました。
一緒に時間を過ごせるだけで幸せ
映画館に二人きりでいることの幸せ
正直、映画の内容がどうだったか覚えていないくらい、
隣に好きな人が座っているんだという、ドキドキした気持ちが蘇ります。
●映画鑑賞後
雑誌で予習した通り、その後はカフェに行きおしゃべりをしました。
もう何を話したか覚えていませんが、ここまで書いた文章を読み返すだけで
途中で読むのを辞めたいくらい恥ずかしい、だけど、恋っていいなーと思いました。
●編集後記
映画にまつわる思い出。
僕のは好きな女の子を映画に誘うまでの気持ちと映画に誘った時の気持ちでした。
映画を見に行ってしばらくした後、思い切って彼女に告白をしました。
結果は、残念な結果でしたけど、楽しい時を過ごせたことと、
その後も学校で会った時は、普通のお友達として過ごせたので、
ほろ苦い良い思い出です。
映画の内容は覚えていないので、
これはWOWOWさんで見た方がいいのかなーと思いました!
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?