パターンと生地
新垣美穂さんの「小さな子どもの手づくり服」という洋裁本はどれもおしゃれでうっとり、可愛いものばかりで結構作らせて貰った。
サイズは80〜110まであるので1歳から4歳くらいまでたっぷり楽しめる。
本を眺めるだけでワクワク出来る。
その中でイージーパンツが「シルエットが可愛く」て、「子どもも履きやすそう」で、「簡単に出来上がる」の3拍子!
子供のボトムは全てこれでいいんじゃないか!?って程気に入っている。
季節の変わり目になると衣替えをし、新たに服が欲しくなる。そして、しばらくミシンから遠ざかっていても創作意欲が湧き出る。ことは洋裁あるあるなのではないかな、と思う。
子供服はサイズアウトと同時に衣替え。新たなイージーパンツを作った。サイズは100。
生地は家のストックから。なんと私が高校生の時に服飾科の友達について行った日暮里でかったカーキ色コーデュロイ生地、ずっと使い道が無くて眠っていた。当時は服作り、興味はあったけど何も知らないのになんで買ったのだろう。
自分用のバックを作ろうと思って数年前に買った赤いカツラギかなりしっかりしている。
ちょうどいい!と思って仕立てた。
が、しかし失敗!特に赤。
お分かりいただけるだろうか。
かなりしっかり目のカツラギ。しっかり目が裏目に出た。このイージーパンツはお尻がたっぷりしていてゴムのウエストでキュッとギャザーが寄っていてそれが可愛いのだが、生地の厚さとハリがウエスト周りのもたつきになってゴワゴワしている。ヒップも形状記憶されてしまって提灯のように膨れ上がっている。
大人のボトムやバックにすれば良かった。
イージーパンツにはスペックオーバーだった。
色は凄く可愛いんだけど、同じ赤でも、もっとしなやかにギャザーが寄る生地が適していたはず。
労力と生地がもったいない!
パターンと生地選びは経験が必要。
これは一年前に作った90サイズのイージーパンツ。お尻ゆったり、裾に向かってテーパードしててとても可愛い。
薄手の生地でリベンジしたい気もするが、それだったらまた別のパターンで作った方がいい気もする。同じパターンで3本もあるからなぁ。
洋裁の奥深さ、ジレンマ…。
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