自分を知る、取り戻す①

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半減セールの続き

9/19 6:00〜
昨日の夫の「家づくりが全然楽しみじゃなくなった」発言にショックを受け過ぎて、また父に相談する。やっぱり父はブレずに
「まだそんな事言ってるの?でももう後戻り出来ないじゃん。今日契約なんでしょ?」
「そうだよね。しょうがないよね。これで良かったんだよね。」

11:00〜
夫、父、今の住まいの買主さんとの契約。

私は二人を送り出してから、子供二人を連れて近所の公園へ。やはり胸がザワザワ、苦し過ぎて妹に来てもらう事にした。話をとにかく聞いてもらおう。

12:30〜
父、夫、帰ってくる。夫は淡々と貰ってきた書類について私に説明してきた。
止められない現実に身を任せている、と言った感じ。
夫は今日も実家に行った。また親戚が来ているとの事。

13:00〜
妹来る。この流れを聞いてもらった。
隣の部屋で父はTV。多分私たち姉妹の会話も聞いているのだろう。妹は怒り心頭。

14:00〜
私の携帯に夫から電話。
LDK14畳狭くない?もう少し広く出来ないの?なんで弟の家は20畳もあってうちは狭いの?
昨日とほぼ同じ電話。
駐車スペースを確保してるんだよ。もう決まってるから変えられないよ。
電話を切る。電話を切った途端、父が自分のケータイで夫に電話
「あのさぁ、今の電話の件だけどさぁ」
「お父さんやめてーーーー!」
焦って電話を取り上げた私。父はお酒を飲んでいて飲むと喧嘩腰になってしまう悪い癖があり、特にそれを酷く嫌う妹、そんな妹がゴーサインを出した。

「言いたい事あったら言うべきだと思う。」

妹が言った。
私は、え!?いいの!?本当に?いいの?
凄く戸惑った。でも、父にも言う権利は大有りだと思って、取り上げた電話を返した。

動揺している私に、「大丈夫だよ大丈夫だよ、」と私を励ましつつ、父の会話を冷静に耳を傾けながら時折頷く妹がとてもとても頼もしく映った。父は夫に電話した。

「もう決まってる事に対して、後から言わないで欲しい。図面なんて随分前から検討してるじゃないですか。これから変更なんて出来ないよ。じゃあ、あなたが業者に連絡取って変更の手続き取ってくださいよ。今日だって一緒にこの家の売却の契約したんでしょ?分かってるの?親御さんいるの?変わってくれないか?」

義母が出たようだ。

「LDKが狭いとか、今更言ってるけどなんのつもりですか?もう契約は終わっているので、いつまでも後ろ向きな意見を出さないで欲しい。
それから、まだありますよね!駅から徒歩17分が遠いとか何とか。それだってもう夫婦で決まった事なんだから後から外野が意見して惑わせるような事はしないで欲しい。
家づくりに前向きな気持ちで一緒に協力して貰わないと本当に困る!そちらで家の事で話し合っているならこれから出向いて直接話をしませんか?……はい、無理ですか。
この件で一番迷ってるのは息子さん(夫)ですよ!分かってます?え?分からないんですか?なんで分からないんですか?あと最後にいいですか?息子さん、なんて言ったらいいのかなぁ…もう少ししっかりして欲しい。」

覚えてる範囲だか、内容はこんな感じ。酔っ払ってるのに、思ったより(上から目線)しっかり筋の通った内容に、私たちはよく言いました、異議なし!
これで良かったんだよね。多分?分かってくれるかどうかは不明だが…伝わったと思う…大丈夫だよ…不安な3人だった。

冷静さを失った喧嘩口調に聞こえるが、父に心を聞いてみるとタイミングや言葉選び、隅から隅まで細やかな配慮が行き届いた内容だった事に後から気づく事になる。

続く

自分を知る、取り戻す②

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