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自分を知る、取り戻す ⑤

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考えをまとめ、準備完了であります❗️
一人で考え、家族、友達に相談をし、整理してゆくと見えてきました。

真面目な顔して
「昨日の続きで話があるんだけど。」
冷静に、真剣に、

「あのさぁ、昨日、同居してる人の気持ち分かる?って聞いてきたよね。それは確かに分からないよ。でもきっと大変な事もあるんだろうなぁと思って、父と夫の間に入って気を使ってる妻の気持ち分かる?うつ病の人の気持ちも分からないよ。じゃあさ、うつ病のパートナーの気持ち分かる?…うつ病の彼女と付き合った事あるから分かるかもね。じゃあさ、新型うつのパートナーの気持ち分かる?新型うつのパートナーで妊婦の気持ち分かる?(ここは全国の女性の代表として繰り返した)妊婦の気持ち分かる?新型うつのパートナーで二児の母の気持ち分かる?」

「…分からない…」

「二人目妊娠して出産の時の入院前、これから育児二人になって凄く不安で、入院中もお父さんとYが上手くやっていける様に、今後の事もあるし、お父さんにうつ病の事話したんだよ。お父さんは予想もしてなかったみたいでもの凄くびっくりしてた。まだまだ社会復帰は出来ない働けない、日中起きられずとにかくずっと寝てる。でも障害年金を貰っているのでお金の心配はいらないよ。私育休終わったら会社に戻って一生懸命働くから全然気にしなくて大丈夫。お父さんはいつでも仕事辞めてもらって大丈夫だから。とにかくYの事で分からない事とか気になる事があったら本人に言わないでまずは私に言って欲しい。うつ病だって事知らないふりしてて欲しい。こんな人と結婚してごめん。って言ったの。でも謝る事じゃ無いってお父さんに言われて気づいたの。Yは悪くないし、Yを選んだ私も悪くない、病気にかかることは悪いことじゃない、恥ずかしい事じゃないって。それは私とYを否定する事になるからしちゃいけない事だった。それから私は家庭の中で凄く楽になって心にゆとりが出来たんだよ。お父さんはずっと黙ってたよ。それ依頼、陰で私に聞いたりも全然して来なかった。今回の家の件でお父さんに話したのは私が本当に辛くて仕方なくなったから相談したの。お父さん、昨日私に涙溜めて言ってたよ『一昨日の契約の日、不動産屋のお兄ちゃんがおめでとうございます。早く決まって良かったですねって。本当は嬉しい気持ちのはずなのに、こんなんでいいのかなぁって思って』お父さんこの土地を売ってお金出してくれるんだよ…。」

声震えながら訴えた。そしたら夫が
「それをもっと冷静になった時に怒らないで伝えてくれれば良かったのに。」

出ました。正論。そーだけどさぁ…
「でもさぁ、どうしようもなく片付かない気持ちってあるでしょ?これから家づくり始まるって言うのにさ。人にはどうしようもない感情出てしまう事あるでしょ?あの時はあの方法しかなかったの。」

「方法はあったでしょ。一呼吸おいて落ち着いて怒らず話す方法はあるよね。」

うーん。なんかふに落ちない。終了か!?
いつもなら多分終了してた筈!でも今回は違う。引き下がってたまるか……。とろさん終了か!?と見える。脳内はギガ数オーバーした速度制限のかかったスマホ状態、でも、ただ時間が必要なだけ。
方向を変えよう。まだ言い残した事があった。

「今さ、障害年金を貰ってるじゃん。その事についてどう思う?」

「しょうがないと思う。」

「そうだね、しょうがないね。もちろんしょうがないと思う。障害年金貰ってる事はいいと思う。病気に対して後ろめたい気持ちは要らないと思う。でも年金貰って当たり前って思ってはいけない、働いてる人から頂く税金から頂いている事を忘れてはだめだよ。パパは働けなくなったけど、2人はきちんと働いて税金納めてね。それが貧困や病気で困ってる人への社会貢献になるからって教えたい。働く事は金儲けだけでは続かないよ。プライドと社会貢献が必要なんだよ。権利ばかり主張してはいけないよ。常に感謝の心を忘れないで欲しい。感謝の心を忘れたら腐るよ。私の育休も労働者の権利だけど、まだまだ当たり前では無いんだから、中小企業である〇〇会社(とろの職場)への感謝の気持ちを忘れないで欲しい。これ以上甘えないで欲しい。私に寄りかからないで欲しい。」

なんか暑苦し過ぎて、綺麗事過ぎて、言っててちょっと恥ずかしくなったが、本当に腐りかけているので真剣に話した。

「ねぇ、昨日から甘えないで甘えないでって言ってるけど、俺とろさんに甘えてる?何が?お金じゃないよね?料理?そんなに甘えてるつもり無いんだけど?何?教えて?」

「……(確かに。お金は年金があるし、料理や家事とかもまぁそうだけど、そんな単純なもんじゃない)……」

「何?黙ってないで説明して欲しい。」

速度制限。3G。

制限かかったまんまでいいや、全部出せ。出ろ!私!
「うーん、うーん、なんかおかしい。なんかいつもYに囚われてる感じがする。いつも理詰めされてる気がする。なんだろう。何でそうなんだろう。」

なんだ、なんだ、なんだ

「そうだ!だからさ、いつも主張するでしょ?同居してる人の気持ち分かる?って、それを聞く前にさ、相手はどんな事を考えて思っているのか想像して欲しいの。お父さんYはそんな事求めてないと思うよ。でもYがうつって聞いてもっと働かないといけないんじゃないかって思ってたんだって。歳も取ってきて若い頃と違って仕事のスピードもだいぶ落ちたし目もかなり悪くなってきてるし、けど自分はまだ働きたいって気持ちもある。お父さんも言ってたよ『とろには、若い人には分からないと思う。お父さんも若い時は分からなかった』それなんだよ『分からない』の誰も本人の事は分からないんだよ。でも分かろうとしなきゃいけないの。想像力持たなきゃいけないの。お父さん私たちと違ってスマホで情報を得る事も出来ないから、うつって聞いて自分なりにしか想像してないと思う。だから的外れかも知れないけど、あの日激怒した電話もYを傷つけちゃうんじゃないかってすぐに親に変わったんだよ。でもまぁ、お母さんYの事よく分かってないからね。通じてないだろうけど。」

「うつ病辛いかも知れないけど、私も辛かったの!!!!」

「そっか、そっか、辛かったんだね〜」

「そう、そう、そう、辛かったのーーーーそれをずっと知って欲しかったのーーーーうーーーーーえーーーーーうあまなかやらはかまたえのななゆたはほやむけぬこーーーーーーー」

なんか文字にしきれない声を出して震えて、涙は出たけど自分が思ったほどそんなに出てなくて、声にならない声が出た。「タラタラと吐露」だった。

「ママ叫んで泣いてるよ」

って夫が長男に言った。

「もっと楽にとろさんのやりたい様にすればいいのに、色々深く考えすぎだから。これからも気づかないうちに俺がとろさんを追い詰めちゃう事があるかも知れないね。でも囚えようなんて思ってないんだよ。」
そうなんだよな。なんかいつも自然とそういう構図になってしまう。

なんか夫はフワーっとしてた。

どこまで響いたかよぉ分からないけど、とりあえず伝えた。

「私が言いたいこと伝わった?」
「うーん、なんとなくは伝わった。」

はぁ、なんとなくか…。

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