自分を知る、取り戻す②
自分を知る、取り戻す⓪
自分を知る、取り戻す①
後は向こうの反応を待てばいいよ。
お父さんの言ってる事伝わったんじゃないかな?
私たちは不安ながらにそう思っていた。
妹と私は夜までその事についてずっと話していた。
19時ごろだったかな、夫から電話があった。
「子供達2人のご飯とお風呂大変じゃない?大丈夫?」
「全然大丈夫だよ。妹も居るし。父がそう言うことだから。」
「お父さん何なの?言ってることが一方的過ぎて意味がさっぱり分からなかったんだけど。」
え!?分からないの!?なんで分からないの?ってなった。まぁ、帰ってから話そう、と電話を切る。
9時ごろ妹が帰った。
そして夫は10時ころ帰ってきた。
さて本題。切り出す夫。
「過ぎた事はしょうがないけど、お母さんもう完全にお義父さんに会いたくないって、一生会わないって言ってるけど、そういう事でいいんだよね?親戚で集まってるって言うのにあの剣幕で突然電話よこしてくるなんて非常識にも程がある。そっちの言い分ばかり話してきて聞く耳を一切持とうとしなかった。お義父さんお酒飲むとそうなるの知っててなんでとろさんも妹さんも止めなかったの?とろさんお義父さんに全部告げ口してたんだね。裏切りだよ。夫婦間の信頼無くなった。夫婦も他人だと今回よく学んだ。子供達居なかったら離婚してた。同居なんて出来ない。とろさんがお義父さんに告げ口したら2対1になるでしょ?他人と同居してる人の気持ち分かってるの?」
さっぱり伝わって居ないことに驚き。でも確かに一方的ではあったかも知れない。酒の勢い、確かに認める。
夫からの問いかけを全身に浴び、一度腹の中へ持ち帰る。
1人の脳内会議
妹と私がなぜ止めなかったのか。
父に告げ口しているのではない。
同居についてどう思っているか。
甘えないで欲しい。
うつ病の事。
なぜ今回、注文住宅に拘り、この土地に拘ったのか。
そこら辺のポイントを頭の中で組み立て、布団の中で考え続けた。
日付けを跨ぐ。
続く