セックスしてたら学科研修いけなかった話
こんにちは。性にとても前向きなJD、略して性向きJDです。
こちらではごく普通の女子大生である私の身に起きた本当にあった怖い話をお伝えしています。
ここだと2000字とか余裕で書けるのに授業課題の400字はありえないくらい時間かかるのなんでだろう。
さて、今回はみんな大好きウンチ先輩こんにちは事件でおなじみの池田君にまつわるお話です。
もう池田君とか覚えにくいんでうんち君と呼ばせて頂きますね。
うんち君と晴れて(性の)お友達になった私。
日々高め合っていた我々ですが、ある日私が戦の最中に「好き」とこぼしてしまったことをきっかけに関係がグラついてしまいます。
私としては少しでもシンクロ率を高めたいという思いから甘い言葉を吐いたわけですが(実際何も考えてなかっただけ)、うんち君はそれを真剣に捉えてしまったんですね。
これは非常にマズいです。
戦闘中の言葉は全てノーカンだというのは共通認識ではなかったようです。
その日を境にうんち君は豹変してしまいます。
「俺以外の男とヤった?」
久々に私の家にやって来たうんち君、開口一番こう尋ねます。
「え、まあそれなりにやってます」
正直な私は至って誠実に答えます。
「は!?お前俺のこと好きなんじゃないの!?意味わかんねえよ!!」
ヒスったうんち君は私の携帯を取り上げます。
私の制止も聞かずラインのトーク欄を漁り始める彼。
え、怖い怖い。
「誰だよこの男!?」
ちょうどその時tinder全盛期だったのでラインがメンズで充実していたんですね。
私は彼の問いに一つずつ丁寧に答えます。偉いです。
や、でも付き合ってないのにこんなことしてくるのやばすぎる。
いや、付き合ってても普通しないよね。知らんけど
今日はこのくらいで済んだけどエスカレートしたらヤバいんじゃない?
関係を断ち切ることも考えましたが、その時仲良くしていた男の子の中ではダントツで良い戦いを繰り広げられるのがうんち君でしたから、そう簡単には手放せません。
もうこれは好きってことにしてしまおう。
性向きJDは博愛主義なので一人の方に夢中になることはありませんでしたが今回ばかりは仕方ありません。
仮面を被って差し上げましょう。
私は折角できた戦友を見放したりしないよ。
まあでも実際は携帯を取り上げられたりする時点でヤバいなあと感じていたのでLINEやインスタは全部ブロックしていたんですね。実質見放してるかこれ。
そんな感じでうんち君とはギリギリな関係を続けていたわけですが、ある時ちょっとした事件が起きます。
今回はここからが本題ですね。いつも前置きが長くてすみません。
大学の学科研修を前日に控えた私の元に突如うんち君がやって来ます。
その日は私の元に来るのがめちゃくちゃ久々だったんですね。なんせSNS全部ブロックしてたので。
でも家に来られたら仕方ありません。
帰れよとも言えず、ドアを開けます。
有無を言わせず早々とホラ貝が吹かれました。
今改めて思ったけどうんち君て結構最悪なあだ名ですね。ごめんねうんち君。
彼は私が自分のことを好きだと思い込んでいたので、なぜSNSをブロックされたのかもわかっていない様子。無理もありません。
ここでトラブルになるのも怖いのでここは嘘を嘘で塗り固めることにしましょう。
好きになったところであなたは私と付き合ってくれるわけではないのでもう会いたくないんです。
とまあこんな感じで適当に受け流しました。
実際うんち君は私と付き合う気はさらさら無かったので、そう言われると少しの間黙ってしまうのでした。
「でも付き合うことがゴールじゃなくね?俺のこと好きなら俺とずっと会えばいいじゃん」
うん。
いや、色々間違ってるんだけどね?
それは一旦置いといてもし私がうんち君のことを本当に好きだったとして、
その考え方結構ダメくない?
これ私が本気でうんち君のこと好きだったとしたらマジで最悪すぎん?
つまり私の思いには答えられないけど自分の性欲は定期的に満たして欲しいってことじゃん?私はうんち君専属プレイヤーになんなきゃいけないのにうんち君はフリーアナウンサーとして活動するってことじゃん?
そんな不条理が認められるワケねえだろバーカバーカ
まあそう思ったから連絡手段を絶った訳なんですが。
改めて口頭で言われるとパンチ強いですね。あっぱれです
しかし悲しいことに、今日で最後だよと念を押せば押す程うんち君のテンションは上がる一方。
俺絶対また来るから。
絶対逃がさないから。
もう昨今の乙女ゲームも頭が上がらないレベルのセリフを連発してきます。
ついには最近どうやって他の女性を抱いたかを話してくる始末。もうめちゃくちゃだよ。助けてママ。怖いよママ。
あらゆる面からダメージを受ける私をよそに一向に攻撃を止めようとしないうんち君。
日本の平均的なバトルの時間はおよそ30分〜1時間と言われていますが、もう体感的に5時間くらい経ってます。
で、実際そのくらい経ってたんですね。
え、あの、妖怪の方ですか?
さて、そしてもうお忘れの方もいらっしゃると思いますが私なんと次の日に学科研修を控えていたんですね。
時計を見ると朝の10時でした。
一晩中拷問を受け続けた私はとっくに力尽きていたので当然一歩も動くことはできません。
重体の私をよそにうんち君は寝て起きて戦してを繰り返してなんかもうよくわかんないゾーンに入っているのでした。
結局そのあと彼が何時に帰ったのか覚えていませんが、上記のような無限ループになっていたので少なくとも24時間は二人とも裸で過ごしていたと思います。シンプルに裸族なん?
【セックスしてたら学科研修いけなかった事件で学んだこと】
①長時間対戦した後マジでお腹空く
あのあと食べたセブンの鮭いくらおにぎりマジで美味しすぎて泣くかと思った
②言霊ってマジであるらしい
自分から連絡手段を絶ったものの、その日は少しだけ彼に会いたいなあと思っていたんですね。うんち君がやばいやつだとわかっていながら私も心のどこかでうんち君に再び会えることを期待していたんでしょうね。その思いがうんち君を私の家に運ばせてしまったんだと思います。
③学科研修に行くのは大事
後日学科のみんなが楽しそうにしている写真がインスタのストーリーに沢山並んでいてとても悲しくなりました。あと普通に考えてセックスに溺れて他のことが疎かになる大学一年生はヤバ過ぎるのでやることはしっかりやるべきだなあと反省しました。
④いい加減な気持ちで人に愛を与えてはいけない
この事件は本当に自分の愚かな発言が招いた結果なので紛れもなく私の責任ですね。まあ事件をきっかけにうんち君のヤバさが露呈したのか、私のせいでうんち君はメガ進化してしまったのか...真相は闇に包まれたままです。
研修当日、集合時間になっても来ない私に友人が連絡をくれました。
おわり