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#29 空き巣

写真はクレルモンフェランの教会です
地域が違えば石材も違うみたいで
オーベルニュの方は昔は黒っぽい石材を多様してたようで教会は黒めな感じのが多かったです

都内

職の話ではないですが
フランスでは通りに面している窓には必ず鉄の柵かシャッターがついてます
それをみてふと昔の事が頭を過りました

東京都内に15年程住んで
2度空き巣に入られた経験があります
1度目は一人暮らしの時
2度目は初婚間もない頃

歌舞伎町で働いてクタクタになって帰ってきたら鍵が開いてたんですね
一人暮らしなので施錠しないわけもなく
電気もついていて、玄関開けて閉めて
2、3分ほど思考停止して軽く呆けたあとちょっとしたパニックに

ものの見事に部屋は荒らされ
金目のものを探したんだろうなという状態

警察に通報して、何も触らず待機の指示のあと軽くタバコに火をつけて
5分もしないうちにおまわりさん到着

警察「大丈夫ですか?被害は把握できてます?」

ポイ「あっ、たぶん大丈夫です、お金おいてないですし」

警察「すぐ鑑識到着しますんでそのまま何も触らないでくださいね」

とのこと

鑑識到着後、ポイの指紋採取して
色々とあれこれして2時間ほどでお帰りになりましたが最後に一言

警察「犯人と会わなくて良かったですね、今某国人の空き巣が多くてサバイバルナイフ持ってること多いんですよねー、下手すると刺されますから、ほんと良かったですよ」

ポイ「アッ ハイ」

お話によると、ゲーム機器、CD、DVD等のものは捜査で足がつくのでまず持っていかない
ブランド物の時計、貴金属は持っていく
(そんなもの買えるほど給料ない笑)
侵入経路はベランダ、引き戸をガタガタして振動でロックを外したらしい
シャッターはもともとボロくて意味無し

ありがたいアドバイスとして
玄関の鍵が2個ついている所は狙われにくい、泥棒は嫌うとのこと
ベランダに関しては警報機の設置
電気をつけることと、生活パターンを把握しにくくするといいらしいです
そしてはっきりとは言われませんでしたが、どこかに目印がある可能性があるので身に覚えのない落書き等は気をつけなさいねとのお言葉

歌舞伎町の元アレな先輩に聞いたところ
郵便ポスト、玄関のドア近く、アパートマンションの入口あたりに目印があるかもねと
記号のように、4F、2Kなど住んでいる人の構成を示すようなことが書いてあったりするようです
さすが裏社会経験者

2回目はベランダの鍵近くをガムテープ貼ったあとドライバーでぶち抜いて鍵を開ける方法でやられました
結構な小銭貯金と元嫁のブランド物が被害に合いましたが
犯人とほぼ入れ違いだったようで
もしかすると危なかったと考えて
不幸中の幸いだと思うことにしました


フランスではバカンスを狙って空き巣をする窃盗団やら
深夜に裏から押し入りレジごとかっぱらっていくなどの被害を耳にします

どこの国でも空き巣は手法が似てるような気がします
怖いっすね




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