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仕事を教える時に、気をつけたい事。

入社したての頃は、とにかく仕事を覚えるのが大変。メモを取ったりメモを見返して、少しずつ業務をこなしていったり…。

だが、人に教えるのも結構大変だな、と思う。教えてもらう立場も教える立場も経験しているが、「教える」って大変と実感した。なかなか、自分の言葉が上手く伝わってないな~と思う時があったり「もっとこう言えばよかったかな」と後で反省する場面が多々ある。

逆に、「説明が最低限過ぎて、よく分からない」「分かって当たり前みたいな態度取られても…なんか聞きづらいな」「早口でボソボソ言われても分からないし…」と思う事もあったり。

人に教える時に「気をつけよう」と思った事を挙げていく。

1.「分かって当たり前」と思わない。そういう態度を出さない

職種や業界経験者と言えども、会社が違えばやり方は全然違う。即戦力で採用したとしても、直ぐこなせるとは思っていない。「このくらいなら、分かるだろう」という雰囲気を醸し出すと、入社した人が質問しづらくなる。

2.何度も聞かれても、イラッとした態度をしない(出さない様にする)

同じ事を何度も聞かれたり、色々な事を都度聞かれると、自分の作業が一時中断するので、少しイライラしてしまう。しかし、態度や言葉に出してしまうと、聞く側は萎縮して質問をしなくなる。自分としては、聞かずにやって間違われるよりは、聞いてくれた方がいいと思う。「前にも言ったよね?」とか言わない。

3.処理の仕方だけで無く、「何故」それをやるのかも伝える

仕事の処理方法だけでなく、「何でこの作業してるのか」「どういった理由で必要なのか」が分からなければ、単純に「作業」になってしまう。理解ないまま処理していると、仕事への意識が薄れてしまう(または重要性が認識出来ないままでなあなあになってしまう)

4.完璧な人はいないので、直ぐに覚えられなくてもあまりイライラしない様にする

人それぞれのペースがあるので、自分の期待通りにならなくても、気にしない様にしている。あまり理解していない様子なら、こちらの教え方に問題がないかも考えてみる。(言葉足らずになっていないか、言葉だけでなく実際にやって見せているかなど)本当の即戦力になる人って、あまりいないと思うし。

5.教わる立場の人になって考えてみる

教える人だって、教わった最初の頃から完璧に出来てはいないはず。必ず失敗しながら、覚えていったと思う。「自分が出来るからこれぐらい容易いだろう」と思わずにいる(自分と同じ様に考えない)と、イライラはそんなにしないのではないだろうか。最初に教わった事を思い出せば、「間違えやすい箇所はどこか」などが伝えやすいと思う。

6.出来ていない事ばかり指摘しない

出来ていない自分が悪いのだが、「ここが間違ってる」「何で〇〇しなかったの?ちゃんと確認してよ」ばかり言われたら、やる気を無くす。「あの人どうせダメ出しばかりだ」とか思ってしまう。なのでダメな所だけでなく、出来ている部分を伝える様にしていきたいと感じる。出来てない相手に媚びろとは言わないけど、ダメ出しばかりより、褒められる方が嬉しいでしょ?先輩・上司から「頑張ってるね」と言われるだけでも救われた。そして、否定的な事ばかりを伝えていると相手のやる気が下がる。

7.仕事をお願いする時は、その人の成長ペースに沿った仕事を選ぶ

早く一人前(?)になってもらいたい・早く結果を出して欲しいなどと思って、その人のペースに見合わない難易度の仕事を渡していると、その人を潰してしまう。会社や、上司などの都合を押し付け過ぎるのは、考えものだ。

8.相手が、何が分かっていないかを理解する様にする

実際にやってもらう、言葉で説明してもらう…等あるが、相手が何が分かっていないかを分からないと、的確な説明が出来ない。

まとめ

「教えられて当たり前」とは思っていないし、忙しい中教えてくれる方々には感謝しかない。ただ、教える立場になった時に、教わる立場の人から「あまり質問しにくいな」「少ししか教えてくれてない」などの思いはして欲しくない、と感じる。今までの周りの上司・先輩・自分の振る舞いを反面教師にして、仕事をしていきたい。後輩を育てられる人になれたらなぁ、と思っている。

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