株式会社
株式会社と云うのは、元々皆で金を出し合って事業でえた富みを皆で分け合い、皆で豊に成って行こうと云う趣旨でしたが、今はその欠片も残ってない。
現在の株式会社は、株主と呼ばれる一部特権階級に富みを集中させるだけの怪物へと変貌している。
特に厄介のが物言い株主と呼ばれてる吸血鬼。彼らは己の利益のみを考え、無理な注文を次から次へ出してくる。「もっとコストを削減しろ」、「この程度?未だ削れる支出有るでしょう?」、「開発期間を削減しろ!」、「これくらいで良い、余計な事に時間を費やすなっ!」、等と圧力を掛け、営業利益の押し上げを強いったり、無理なコスト削減を迫ったりして会社から金を吸い上げ、「駄目だ」と思ったらゴミくずの様に切り捨てる。
己さえ良ければ良い、会社の理念を突き破ろうと、品質が下がろうと、何人解雇されようが、知った事じゃない。己が儲かれば良し、後はどうでも良い。
結果は皆さんの目の前。格差の拡大、新商品や新サービスの開発を急ぐ余り品質が犠牲に成る、いくら真面目に働いても給与は上がらない一方で物価は上昇し続ける、いくら会社が儲かっても、いくら会社が大きく成っても、そこで働く従業員はその恩恵をほぼ受けない。ではお金は何処へ行ってる?行き先は上流階級や大株主のポケット、つまり、一部特権階級。
これが現在の株式会社の姿、お金吸い上げ怪物です。
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