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愛とか夢とか恋とかSEXとか。

突然パンチのあるタイトルをつけてしまったと後悔しているが、これは私が人生の中でも5本の指に入るのではないかと思うほどに大好きな曲のタイトルである。

2019年も終わりを迎えようとしている中、自分の人生を一度振り返ってみることにした。

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思い返すと、私は随分と負けず嫌いな性格だったんだと思う。

大学受験では、誰にも負けたくないと思って、毎日4時起きをして勉強を頑張って、希望の大学の合格通知をつかみ取った。

大学に入ってからも、希望の論系・ゼミにどうしても入りたいからと、GPAは3.0を4年間一度も切ることなく大学を卒業した。

社会に出てからはどうだ。社会に出てからも、「数字」は身体につきまとうし、それがどんどんシビアになっていくのを肌で感じた。

「希望の大学に入れたこと」

「勉強で一番になれたこと」

「いい就職先に就けたこと」

すべて、自分なりの夢や目標はもちろんあったけれど、大好きな母が嬉しそうに褒めてくれたことが原動力だったと思う。


誰かに認めてもらえること。


それはすごく心地が良くて、何だか生きていることを実感できた。


と、ここまでは私の歩んできた経歴の話。


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恋愛においてはどうだろう。

恋愛でも、私は誰かに認められることに執着していたんだと思う。

恋愛をしているときの私は、他人から見るとどうしようもなくぽんこつ星人になってしまう。

恋愛経験が特別多いわけでもないが、人並みに誰かを愛し、愛されてきた恋愛遍歴のうちから、ぽんこつみがわかるエピソードをいくつか抜き出そう。

まずは、初恋だった彼。

高校1年生のとき、ちょっとHYDEに似ていた彼とは仲良しだったけれど、偶然見つけた彼のSNSアカウントから、彼が7股をしていることを発見した。あの日から、恋人のSNSは漁るものではないと悟ったよ。(随分早い段階でそんなことを悟ってしまうなんてなんともヘヴィーなデビュー戦だったな)

次に、緑の髪色がよく似合ってた彼。

すぐに病んでしまう、とっても優しくて今にも消えちゃいそうな君だったね。よくわからない理由で振られた二日後に、「同棲はじめました♡」ツイートをTwitterであげていたね。相互フォローでそれっておい、かなりの衝撃だったよ。(女と別れた二日後に同棲しちゃうくらい運命の出会いだったんですねわかります!!)

一番最後に付き合った彼。

遠距離の期間もあったけど、たくさん愛してくれて一番恋愛表現が破天荒で、いつも先が読めなくて楽しくて満たされていたよ。「イランに行ってくるね!」とラインを残したまま何か月も連絡が取れなくなり、挙句なぜかラインをブロックされていたのはやっぱり何か君らしくて笑ってしまったよ。(本当に旅立った場所はイランだったのでしょうか?今度歌舞伎町で見つけたらぶっ飛ばすかんなおぼえとけ)

これだけ聞くと、とんでもなく恋愛運のない人たちと付き合ってきたものだと呆れられるかもしれない。(もちろん中には素敵な紳士な方々もいたのだけれど)

でも、そんな彼らは私のことを傷つけたのと同じだけ、私を認めてくれた。彼らは私の低すぎる自尊心と、容姿に対するコンプレックスしかない醜形恐怖症の私を、やさしく温かく、きゅっと包んでくれた。

私のことを認めてくれて、ありがとう。結果として裏切られることになったけれど、君たちといる間、私は自分のことを少しだけ愛してあげられた。

周りには、「七海ちゃん、そんな経歴なのに、なんでそんなに恋愛になるとダメダメになるの?」とよく言われたが、自分の中でこの結果はちゃんと合点がいってしまうのだ。

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そんな人生を振り返って、

2019年12月現在。

負けず嫌いで、いつも上っ面だけ完璧でいようとする自分と、

どうしようもなくだらしなく、ポンコツな恋を繰り返す自分のギャップに苦しむ時期が定期的にやってくる。

どうしようもなくなって、涙が勝手にあふれて、求める救いの手も見つからないそんな日に、私は大音量で「愛とか夢とか恋とかSEXとか」を聴く。

慌ただしい日常で時間と数字に囲まれて
わけがわからなくなったりするけど
あたしは今日も生きている
さまよいながら生きている
分かってる こうやって進むこと

時間と数字に囲まれて、最近ではもう少しだけゆっくりしていても、何かに追われているような感覚に襲われてしまう。あれ、今何もしていなくても大丈夫なのかな、ああ、あれをしなきゃ、これをしなきゃ、ああ。

休んでいると、完璧が崩れてしまう。全てにおいて完璧でいなければ。

「もっと自分を大切にしなよ」

「もっと自分に優しくなりなよ」

「少しは休もう」

そう言ってくれる人たちに、私は心から感謝するのだけれども。

愛とか夢とか恋とかSEXとか
嘘とかずるとか頑張る意味とか
もういやだ もう疲れた でも何か信じたい
愛とは夢とは恋とはSEXとは
あたしにとってすべてなの
変わらぬような明日でも
きっと何か変わると
最後にもう一度、賭けよう

もう私にはこの生き方しかできないから。

今の私にとっての「全て」を大切に守るため、

もう少しだけ頑張って走りぬきたいと思うのです。

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2020年も、こんな私でもよければ、

どうかよろしくおねがいします。

※追伸

敬意をこめて、大好きな「愛とか夢とか恋とかSEXとか」のURLを貼り付けます。

https://nico.ms/sm15281003ref=other_cap_off


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