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イソフラボンって何?体にいいの?

こんにちは、さつきです!
今回は、健康や美容に良いと言われる「イソフラボン」についてお話しします。なんとなく「体にいいらしい」と聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどんな効果が期待できるのか、注意点はないのか、一緒に深掘りしてみましょう!

イソフラボンって何?

イソフラボンは、大豆に多く含まれる植物性のポリフェノールの一種です。植物が紫外線や害虫から自らを守るために作り出す成分の一つで、人間の体内では「フィトエストロゲン」として作用します。フィトエストロゲンとは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをする成分のことです。

大豆製品に多く含まれることから、「大豆イソフラボン」と呼ばれることもあります。特に納豆、豆腐、豆乳、味噌などの食品に豊富に含まれています。

イソフラボンの体への主な効果
1. 骨の健康をサポート
イソフラボンは、骨の強度を保つエストロゲンと似た作用を持っています。特に閉経後の女性は骨密度が低下しやすいため、イソフラボンが骨粗しょう症予防に役立つと言われています。
2. 更年期症状の緩和
更年期に起こるホルモンバランスの乱れによる不快な症状(のぼせ、イライラ、睡眠障害など)を軽減する効果が期待されています。ただし、個人差が大きいため、全員に効果があるわけではありません。
3. 肌の健康をサポート
イソフラボンの抗酸化作用により、紫外線や環境ストレスによる肌老化を防ぐ可能性があります。また、女性ホルモンに似た働きで、肌のハリや潤いを保つ効果も期待されています。
4. 心血管疾患のリスク低下
エストロゲン様作用によって、コレステロール値を適切に保つ働きがあるとされています。これが、動脈硬化や高血圧などのリスク軽減につながると言われています。
5. 抗酸化作用
イソフラボンはポリフェノールの一種であるため、活性酸素を抑え、体内の酸化ストレスを減らす働きがあります。この効果はアンチエイジングにもつながります。

イソフラボンを摂取する際の注意点
1. 過剰摂取に注意
イソフラボンは健康効果が期待される一方で、過剰に摂取するとホルモンバランスを乱す可能性があります。特に、1日の摂取量が75mgを超えないようにするのが良いとされています(日本食品安全委員会による推奨値)。

例として、大豆製品のイソフラボン含有量(目安):
• 豆腐1丁(300g):約60mg
• 納豆1パック(50g):約35mg
• 豆乳1カップ(200ml):約50mg

2. 妊娠中や授乳中の摂取
妊娠中や授乳中の女性が過剰に摂取すると、胎児や乳児に影響がある可能性が指摘されています。適量を守りましょう。
3. ホルモン関連の病気がある人
乳がんなどホルモンに関連する疾患がある場合、摂取量について医師と相談することが望ましいです。

イソフラボンを効果的に摂るポイント
毎日少量ずつ摂取
継続的に摂ることで効果を発揮しやすいと言われています。
発酵食品と組み合わせる
納豆や味噌などの発酵食品は、イソフラボンの吸収率を高めると言われています。
バランスの良い食事を意識
イソフラボンだけに頼るのではなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含めたバランスの良い食事を心がけましょう。

まとめ

イソフラボンは、体に良い多くの効果が期待できる一方で、適量を守ることが重要な成分です。日々の食生活に豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品を取り入れることで、無理なく健康をサポートできます。ただし、「良いから」と言って過剰摂取を避け、バランスの良い摂取を心がけましょう!

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さつき/言語聴覚士(リハビリ)
これからも有益な情報の発信に努めてまいります。ふつつかですがよろしくお願い申し上げます!