
亡くなる最後まで口から食べるために、知っていてほしい1つのこと
こんにちは、さつきです!
私は医療の国家資格として言語聴覚士(ST)として病院に勤めています。
STは食事の評価・リハビリをする仕事のため、人生の最後の期間に接する事が多いです。
私は、嚥下評価・訓練はよくしています。
日本人の死亡原因の第4、5位は「肺炎」です。そしてその死因の殆どが「誤嚥性肺炎」です。簡単に言うと、食べ物が肺に入ってなる肺炎です。肺炎で亡くなる方は誤嚥性肺炎が殆どです。
嚥下機能が重度に低下すると悲惨です。詳しい解剖的な解説は避けますが、食べ物はドロドロ(ミキサー)かゼリーしか食べれなくなりますし、もっと悪くなると「唾液が肺に入って」しまうようになります。
そのような方は吐き出すことができないことも多いため、管を鼻から入れて気管支まで入れる吸引を行います。これが結構つらいです。私も訓練でやって貰ったことがありますが相当きついです。
唾液を誤嚥し、吐き出せないレベルになるとこれを数時間おきにやらなくてはいけません。私も毎日のように吸引は行っていますが、いつも「ごめんね、ごめんね。」と思いながらやっています。
そんな飲み込みの評価・訓練を行っているわけですが、明らかにある原因で嚥下機能が不良、もしくは今後不良になる可能性がある方がいます。
これさえなければ、普通のご飯が食べられていたかもなと思うことがあります。
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