オープン1周年!
パティスリー・ブーランジュリーとしてリニューアルオープンから1周年になりました!
徒然なるままに書くのでくれぐれも優しい目で流し読みして下さい👨🍳
中々に濃かった一年でした。
なんの告知もせずにいきなりパン焼き初め出した当初は本当にパン売れずにびっくりな日々でした。
福岡の名店で働いていて、パンってほんまに作った分売れていくじゃない!って思っていたり、周りの卒業した先輩達もとにかく最初はお客さん来てくれるから、そこでちゃんとしたものを届けないとダメだよってアドバイスをもらっていました。
僕ももちろん作りまくるし、良いもの届けまくるぞ〜と息巻いてたら、まずパンあること皆さん知らないんですよね 笑
30年以上ケーキ屋としてやっていたので、常連のお客さんもパンの陳列具合見てビックリしちゃうし 笑
まぁとにかくパン屋を告知なしでやってもスラムダンクの映画みたいに大ヒットはしないっていうね🏀
さらにその時置いていたパンは周りから見ると尖りまくっていたみたいです👨🍳
いわゆるハード系ばっかりな上に生地感も他に中々無いような感じ。
具材の組み合わせとかも個性的だったのかなぁ。
周りからは尖ってるって言われたり、なんならスタッフからはパンの作品展じゃないんだからと
そんな一年前の僕を今目の前にしたら
とりあえず抱きしめてあげようかと思えます。
本人からすると本当にガッチガチに緊張してたんですよ 笑
自分1人でやるってなったら、とにかくお客さんに嘘をつけないなって。
嘘じゃないものって、本当に良いもの、自分が今出来る最大値のもので、今後続けていくことでより高みに到達できるものってことです。
だから、惣菜パンも菓子パンもやっている場合じゃない!
自分は料理の修行もお菓子の修行もしてないからそんなものやっても嘘になる。僕が出来るのは美味しいパンの生地を作ることだけだ!って意地になってました。
だからその生地も既存にあるような、修行先で習ったものをやるのも嘘になる。僕がやってるから僕が考えたものじゃないと意味がない!みたいな。
痛すぎますね。大きめの絆創膏がいりますね。
でも、本当にそんな感じ。だから、自分の内にしか正解は見えてこないって真剣に思ってました。尖ってるつもりはこれでもなかったんです。
認知がない上にニッチなパンをひたすら焼くっていう負のサイクルをずっとやっていたんですけど、そんな中でも気に入って下さるお客さんが出てきてくれたり、毎日のお昼に買ってくれるお客さんもいたり、取り上げてくれる人もいたりした時に気付いたんです。
僕はこの人達、お客さんになにか返せてるんかなと、ずっと自分がより良いものを作ることだけにフォーカスしていて、来てくれるお客さんを喜ばせるっていう本来の目的を見失ってました。
そこから視界が広がったというか目線が上がりました。
ずっと自分の内というか底にいこうとしていたけど、僕が飲食で魅力的に感じるとこはそこにだけあるものではなかったです。
来てくれるお客さんの内にあったんだなと。
人に喜んでもらう為にこの仕事をして、喜んでもらう為の手段が美味しいパンを作るってことだったのに、僕は手段の方に夢中でした。
そら尖ってるというかズレてますよね 笑
そんなこんなで今はどうやって楽しんでもらえるかを考えています!
パンのラインナップも少し変わりました🥖
もっと周りを見て吸収できるのかなと^ ^
でも、初めの軌道が普通真上に飛ぶところを真横に飛んでそれを周りの人が必死に支えてくれたおかげでこだわりの部分はしっかり残しながら飛んでいます🚀
丸くなった訳でなく流川がパスを覚えたって感じですね🏀
話逸れそうなのでこの辺りで!
長い話お付き合いありがとうございます👨🍳
今は東京へ向かう新幹線の中です🚅
この夏休みで沢山吸収するので、夏休み明けの来週からよろしくお願いします^ ^
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