Steamで今後発売される最も注目されている作品たち
はじめに
この記事ではSteamのウィッシュリスト登録件数を元に、今後発売予定となっている新作の中で特に注目度の高いものを紹介していこうと思います。なおウィッシュリストの登録数は、順位については誰でも見ることができますが具体的な数はそのゲームの開発者しか見ることができません。
最新の順位が知りたい方はこちらからどうぞ。
https://steamdb.info/stats/mostwished/
ウィッシュリストとは
Steamの機能の1つで、今後購入予定のあるゲームを登録しておくことでそれが発売されたり、セール対象になった時に通知されるというものです。そこからショッピングカートに追加して購入することもできます。
これはユーザーから見た側面ですが、開発側から見るとその作品の注目度や大凡の売上を判断するための指標となります。
なぜウィッシュリスト登録件数が注目度の指標となるのか?
当初はValveの開発したゲームを販売するためのプラットフォームだったSteamは2008年のSteamworks(API)の提供より本格的にサードパーティのゲームも取り扱うようになり、今日ではPCゲームのデジタルプラットフォームとしては最大かつ圧倒的なシェアを占めています。
インディーゲームも大量にありますが、当初はSteam Greenlightと言ってまずユーザーから一定の支持を得なければ発売できないという仕組みでした。それが2017年にある程度の料金を払い手続きを踏めば誰でも販売できるというSteam Directに改められたのですが、それをきっかけとして発売されるゲームが劇的に増え、2023年には1日あたり平均40本のゲームが発売されるという状態になっています。
そんな状況ではユーザーが全ての、いやそれどころかめぼしい新作をチェックすることすら困難になってきます。そこで新たに追加されることになったのがいわゆるディスカバラビリティ、ゲームを見つけてもらうための能力を高めるための諸機能でした。
Steamのトップページには特に注目度が高かったり、そのユーザーがこれまでプレイしてきたゲームに傾向の似た作品のみがピックアップされて並ぶようになっています。発売済みのゲームについては販売数、ユーザー数、レビューの評価などが注目度の指標となりますが、未発表のゲームではそれらの数字は存在していません。そこでかわりに使われるのがウィッシュリスト登録件数なのです。ユーザーが新作をウィッシュリストに追加すればするほど、そのゲームはSteamのトップページに「期待の新作」として表示される確率が高まります。そうして露出が増えるとますます多くの人の目に触れる機会が増え、ウィッシュリストの登録件数はさらに増えていきます。
逆にゲームが注目を集められる最大の機会、即ちゲームの発表時、発売時にある程度のウィッシュリストの登録件数が得られないとそのゲームはその後もユーザーの目に触れることなく、それが故に発売しても買ってもらえない、当然レビューもつかないということで埋没していきます。
そのため今日ではほぼ全てのゲームでトレイラーや体験版公開時に「気に入ったらウィッシュリストに登録してください」とのお願いをつけるようになっています。言ってみれば動画サイトの「高評価、チャンネル登録お願いします」と一緒ですね。動画サイトもそれらの数字を注目度の指標として表示されやすさに影響するようにしているはずです。
販売数の予測ツールとしても使われる
ウィッシュリストの登録件数は発売した際の初動の売上を推測するためのツールとしても使われています。登録件数のおよそ10~20%が発売直後の売上になると言われています。
ただこれは発売時期や同時期に出る他の競合タイトル、ジャンルやその他ゲームの傾向などによっても大きく変わってくるためそこまで有用なツールではありません。最近だととあるゲームが18000件の登録件数という状態から発売したところ初動で504本(2.8%)しか売れなかった、ウィッシュリストに登録してくれていた人たちで実際に購入した人は3.6%止まり…と悲鳴をあげるなんてこともありました。ただ他にそれ以上に信頼できるものがないので使われる機会は多いようです。
ウィッシュリストの登録件数はSteamの開発者用ダッシュボードで地域別、または登録した人がどこからストアページにやってきたのか、その中で実際に購入した人はどれくらいいるのかを見ることができるらしいです。なのである配信者が紹介してそこからたくさん売れたということがあると、次の作品も頼む、他社からうちの作品もぜひ、なんてこともあるようです。
地域別の数字については対応言語の参考になるともされています。開発者としてはウィッシュリストの登録件数を喉から手が出る程に必要としているので「日本からの登録数が多ければ日本語に対応するかも!」と本当なのかどうか判断しづらい売り込みをかけてたりすることもちょくちょく目にするようになりました。
ウィッシュリスト登録件数 ベスト10
※ このリストは2024年4月7日時点のものです。
1位: Manor Lords
2024年4月26日発売
ジャンル: ストラテジー (街作り)
日本語あり
Xbox Game Pass追加予定
少し前まで2位だったのですが、この記事の準備をしている間に1位になったようです。発売が近づいたせいでしょうかね。
2020年に発表された際、高品質なグラフィック、街作りだけでなくTotal War的な大規模戦闘もありという野心作、それでいて実は1人で開発している…ということで大きな話題となったゲームです。今年1月時点ではウィッシュリスト登録件数が200万を超えたとかで今年発売されるゲームの中では最大級の話題作と言えるでしょう。
その後主にストラテジーに注力している新興パブリッシャーのHooded Horseがパブリッシングすることとなり、そのおかげで日本語にも対応することになりました。
街づくりゲームとしてはストアページの内容、以前期間限定で公開されていた体験版の内容からするとフリーグリッド制、大規模戦闘があること以外は中世街作りゲームとしてはめぼしい特徴はなさげです。基本的にはきれいで戦争もできるBanishedみたいな感じかと思います。
2位: Hades II
発売日未定 (2024年第2四半期?)
ジャンル: アクション (ローグライト)
日本語あり
2018年末に早期アクセス開始、2020年9月に正式リリースされたローグライトアクションジャンルの代表的な作品の1つであるHadesの続編です。
ゲーム内容としてはハイペースな2Dアクション、様々な武器や魔法を使って敵を蹴散らし、ランダムなアップグレードを拾ったり購入したりして強化しつつ先へ進んでいきます。途中で敗れた場合は前回のプレイで得たアップグレードは失われますが、その際に戻された拠点では永続的なアップグレードを購入することも可能です。
引き続きギリシャ神話をベースにしたストーリーですが主人公は交代、今作ではオリンポスの神々の後ろ盾を得た冥界の女王となって、神々と敵対するティターン族と戦っていくというお話のようです。
3位: Black Myth: Wukong
2024年8月20日発売
ジャンル: アクションRPG (3D、近接戦闘)
日本語あり
西遊記をベースとしたアクションRPGです。主人公は孫悟空で如意棒や法力を駆使して妖怪たちと戦い、退治していくゲームのようです。トレイラーを見てソウルライクアクションかと思ったのですが実際には高難易度でこそあるもののペースとしては爽快感重視のハイテンポな戦闘のゲームらしいです。2020年に発表され、そのトレイラーは高品質なビジュアル、やりごたえのありそうな戦闘で大きな注目を集め、たった1日で200万回再生を突破しています。
開発元のGame Scienceが中国の会社なのでどのくらいの規模なのか、過去の作品の評価はどうだったのかなどよくわからない点が多く、正直期待度の割には内容に未知数な部分が多いものの既にイベントにプレイアブルな状態で出典しておりそこでの評価は良好なようです。
Steamでは同開発元の過去作、F2PのストラテジーのArt of War: Red Tidesというのがあり、評価はやや好評となっています。
4位: Hollow Knight: Silksong
2024年発売?
ジャンル: アクション (メトロイドヴァニア)
日本語あり
2017年に発売されたメトロイドヴァニア、Hollow Knightの続編で主人公は前作にも登場した重要人物であるホーネット、今作では舞台は新たな別の場所に変わり、そこで敵と戦いつつ探索を進め、新たなアビリティを獲得して行動範囲を広げて、謎を解いたり時にはボス戦もというゲームです。
上記の説明はこのゲームというよりメトロイドヴァニアの紹介になってますが、既に完成してゲームシステムについては各作品あまり個性がない(戦闘のテンポくらい?)ジャンルな気がします。あとは雰囲気、操作感、パズルやボス戦の出来とかで評価の良し悪しが決まるのではないかと思いますが、前作ではそこらへんの出来が良かったのでこのジャンルでもトップクラスの評価、知名度を獲得しています。
5位: Frostpunk 2
2024年7月26日発売
ジャンル: ストラテジー (ナラティブ、資源管理?)
日本語あり
Xbox Game Pass追加予定
2018年に発売された極寒の地で街を築き上げ生き残るストラテジーのFrostpunk 2の続編です。開発元の11 bit studiosは2014年のThis War of Mine以降ナラティブ主導型のストラテジーを続けて開発しており高い評価を得ています。その前のAnomalyとかも割と好きだったので、規模も大きくなった今再びそちらにも挑戦してほしい気もしますが…。
前作から30年、前作では石炭を燃やして蒸気機関を動かしていましたが今作では既に石油を使った、たぶん内燃機関の時代へと進化しているようです。またゲーム自体も乏しい資源をやりくりして生き残っていく、街を発展拡大させていくというものから、既に都市では大勢が暮らし、生存自体はひとまず安定しており、今度はその都市内で生まれた人々の派閥の間で起こる政治的なトラブルを捌いていくゲームとなるようです。
特にインディーゲームだと1作目でヒットしたところから続編で路線変更が起こると前作の熱心なファンから拒否反応が出てしまうことが結構あるんですが、ここのゲームは元々ゲーム自体にはそれほど重きが置かれておらずナラティブ主導な作りなのでその面では安心かもしれません。
ただゲームの内容とは別の部分、売り方については様変わりしてきたな感はありますね。価格は前作の$30(3400円)から$45(5200円)と1.5倍になり、ベータ版の参加権についてはともかく製品版の3日先行プレイ権を特典としたデラックス版なんかを出してたりと大手パブリッシャー的な売り方にもなっています。こうしたやり方は一般論としては一部のユーザーから忌み嫌われ、声高に非難されてたりもします。それを燃料として、あとはゲームの内容で火種が起こればあるいは…という気もします。
6位: S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
2024年9月6日発売
ジャンル: FPS
日本語あり
Xbox Game Pass追加予定
チェルノブイリ原発の事故で様々な怪奇現象(アノマリー)が発生するようになった荒野を、乏しい物資や弾薬を管理しつつ探索していくゲームです。元々は2010年に発表され2012年に発売予定だったのですが大分難航したらしく開発中止、会社も解散となりましたが、その後2014年に元従業員が会社を再興して開発再開となりました。その後しばらく情報は途絶えていたのですが2021年頃からまたメディアに登場するようになり、その後も数度の延期を経て今秋ようやく発売…と紆余曲折を経ています。まあ前作も開発が大分ゴタゴタした挙げ句発売、癖は強いものの熱烈なファンを産んだくらいですから、この会社としては当たり前なのかもしれません。
このゲームの開発元のGSC Game Worldはウクライナの会社で、2022年2月のロシアによる侵攻の影響を受けています。ゲームのサブタイトルも当初は「Heart of Chernobyl」から「Heart of Chornobyl」に変更されています。ロシア語のチェルノブイリからウクライナ語のチョルノービリになったんですね。Steamのストアページの日本語の説明を読むと「チェルノブイリ原発」のままになってますけど。
前作のおかげで知名度は高いのですがおそらく今作も癖の強い、不便さがかなりあるがそこが魅力みたいなゲームになっているものと思われます。話題の作品だからといって軽い気持ちで手を出すと痛い目に遭うかもしれません。その意味ではGame Passで試せるのはありがたいところです。
7位: ARK 2
2024年末?
ジャンル: サバイバルクラフト
日本語なし
Xbox Game Pass追加予定
マルチプレイ向けのサバイバルクラフトものの一大巨頭であるARKの続編です。恐竜が闊歩する世界で資源を集め、道具を作り、拠点を築いていくゲームですね。こちらも当初2022年発売予定だったところからずるずる延期して現在は2024年末予定となっていますが、本当に出るかは五分五分というか再延期の可能性の方が高いと思います。
今作の内容としてはプレイヤー同様に生物を使いこなす敵対的な集団が登場、パルクールなどの移動アクションが充実、戦闘もより深化…らしいです。またかなり熱心なゲーマーで前作もハマったという映画俳優のヴィン・ディーゼルが制作に参画しておりストーリー面も売りの1つだとか。このジャンル、しかもマルチプレイ中心なゲームでそこに期待している人がどのくらいいるのかは謎ですが…。
Mod対応を売りにしていますがGame Passにも出す都合からかマルチプラットフォーム対応を謳っており、そのためMod用のプラットフォームとしてMod.ioを利用するようです。その為Modが重要そうだからSteamで買わなければということもないでしょうが、MSストアは更新が遅れることが珍しくないので早期アクセス、しかもマルチプレイではそこがネックになるかもしれません。
8位: The First Descendant
2024年夏
ジャンル: TPS (ルーターシューター)
日本語あり
ネクソンが開発中の協力プレイ型ルーターシューターです。ルーターシューターといえばBorderlands、Divisionなどが有名ですがこれらの作品ほどのトレハン要素はなくて近いのはWarframe、Warhammer: Vermintide、Destinyあたりでしょうかね。
それぞれ固有のアビリティをもつキャラクターから1人選択、ハブで準備を整えてミッションを選択、ソロまたはパーティを組んでミッション用マップに移動して戦闘しつつ目標を達成していくゲームです。成長要素ありでキャラにはルーン、武器にはモジュールを追加して強化、カスタマイズを行っていきます。逆に言えば高難易度ミッションは腕だけではクリア不能、繰り返しプレイしてキャラや武器を強化していく必要があるということで、同じ協力プレイ型シューターでもL4Dみたいなのが好きな人には合わないかもしれません。もっとも既にヒットしている旧作についてはともかく、今日成長要素を全く持たないゲームが長くプレイヤーを維持していけるかというと難しい気もしますが…。
昨年秋にオープンβテストを実施しており、YouTubeではその時のプレイ動画がたくさん投稿されているので興味が湧いた方はそちらを見てみるとより詳しいゲーム内容について知ることができるでしょう。
9位: Unrecord
発売時期未定
ジャンル: FPS
日本語あり
2022年に発表され、実写と見紛うばかりの美しいグラフィック、そして人体に取り付けて撮影するボディカム視点で大きな話題となったゲームです。この作品の発表後にいくつかのボディカム視点のFPSが発表されており、その嚆矢となった作品と言えるかもしれません。
ボディカム視点自体は正直ゲームプレイの楽しさに大きく寄与するものではないと思うんですが没入感の高さが大きな魅力ともなるジャンルなので注目度は高く、2024年1月時点でウィッシュリスト登録件数は120万を超えているそうで大きな注目を集めています。その期待を裏切らないためにも開発は慎重に進めたいということで情報はほとんど公開されていません。単に敵を掃討していくだけでなく遭遇した人物が敵か民間人かを咄嗟に判断し対処を決めることも要求される、リアル路線の特殊部隊もの的な作りのようです。
トレイラーを見るとすぐわかるでしょうが、画面は揺れまくるので3D酔いをしやすい人には相当きついゲームとなりそうです。
10位: Blight Survival
発売時期未定
ジャンル: TPS (抽出型、近接戦闘)
日本語あり
14世紀の中世、ヨーロッパ風の世界にある2つの国の国境地帯が舞台となったCoop対応、抽出型のゲームです。この地帯は戦争で荒廃し、そこに謎の疫病Blightが発生しゾンビのような怪物が徘徊しています。プレイヤーの目的はこのBlightの根源を絶つことらしいです。そのためにほぼ何も持たない状態で出発、付近の廃墟や倒した敵の体から武器や物資を手に入れて強化しつつ、探索を続行してより大きな収入を得るか、死んで全てを失うよりはと早々に脱出するか選ぶ、というゲームですね。
Unreal Engine 5を使用した非常に美しいグラフィックが売りで、近接戦闘以外に弓を使ったり、物陰に隠れて敵の不意を衝くことも可能です。最大3人までの協力プレイが可能、開発者曰く現時点の構想ではPvEのみのゲームということなのでPvPに興味はないという人も安心です。
おまけ: フォロワー数の多いゲーム
Steamにはウィッシュリスト以外にフォローという機能もあってぶっちゃけ両者の意味の違いはおそらくValve社員以外は誰もわからないであろうものなのですが、そちらも注目度の参考にはなります。
ここではウィッシュリスト登録件数では上位10本から漏れたものの、フォロワー数で上位10本に入っているゲームも併せて紹介します。
Operation Lovecraft: Fallen Doll
フォロワー数:約17万 (6位)
ウィッシュリスト登録件数順位: 29位
発売日未定
ジャンル: ストラテジー?
日本語あり
閲覧注意!NSFW、エロゲーです
リンクがサイトエラーになってますが年齢認証が必要なエロゲーだからですね。太陽系の準惑星ユゴス(※架空の存在です)で発見された謎の生命体を研究するために派遣された研究助手として、カスタマイズ可能な女性を相手に色々とやらしい実験をするゲームです。デッキ構築型ローグライトゲームとしても遊べるよ、ということですが気にする人は誰もいないでしょう。
Vampire: the Masquerade - Bloodlines 2
フォロワー数: 約17万 (7位)
ウィッシュリスト登録件数順位: 11位
2024年発売予定
ジャンル: RPG
日本語あり
TRPGのWorld of Darkness、その中のVampire: the MasqueradeのCRPG化作品です。この原作を元にいくつかのゲームが発売されているのですが2004年に発売された前作のVtM: Bloodlinesは所謂イマーシブシムの名作として非常に高い評価を得ており、今でも非公式パッチが作成されているほどですが売上的には振るわなかったのか会社は閉鎖されています。
しかし突如その続編が出ることになった、しかも開発を担当しているのは前作の開発者たちということでファンは騒然、しかしそこから開発が凄まじく難航したようで延期に次ぐ延期、もはやいつ出るかもわからない、半ベーパーウェアと化しています。さらにその後開発も別の会社(一応実績はかなりあるところ)に変わり、それにより発売の見込みも多少出てきた気もしますがいつ出るのか、内容は大丈夫なのかは全くの謎です。
パブリッシャーはストラテジーの雄であるParadoxなのですが、多分手を出したことに相当後悔しているんじゃないでしょうかね。熱心なファンはいるもののそこまで知名度があるわけでもないので…。ただ私は前作を発売から少し経った頃に買ってプレイしましたが確かに名作といえる出来でした。登場人物が魅力的で、特にロサンゼルスの公子、ヴェントゥルー氏族のセバスチャン・ラクロワはゲーム史に残る名キャラクターだと思います。
KARLSON
フォロワー数: 約15万 (8位)
ウィッシュリスト登録件数順位: 27位
発売日未定
ジャンル: パズル?
日本語なし
ウォールランやグラップリングフックなどを使って障害物を乗り越え、敵を倒しながらアスレチックコースを踏破して奥にある牛乳を取ったらクリアというゲームです。
なぜこれがこんなに注目されているのかというと…断言はできませんが多分ネタです。開発者のDaniはゲーム開発系のYouTuberで開発の過程を見せたり他のゲームをプレイしたり、その途中でチャンネルが削除されたり別のを作り直したりと紆余曲折を経て現在は登録者数355万という超大手になっています。そしてその作品の1つであるこのゲームも数多くのフォロワーを獲得しているということのようです。
なのでゲーム自体に何か特別な点があるわけではないのですが、気になるのであればItch.ioからダウンロードしてプレイできます。
Paralives
フォロワー数: 約12万5千 (10位)
ウィッシュリスト登録件数順位: 43位
2025年発売予定
ジャンル: ライフシム
日本語なし
一言で言うとThe Simsみたいなゲームです。外見をカスタマイズ、性格を設定、能力値を割り振って自らの分身となるキャラクターを作成、舞台となる街の1人の住人として働いて金を稼ぎ、様々なアクティビティに参加したり他の住民と交流したりするゲームですね。
カスタマイズ性の高さが売りとされており、家のデザインでは単に予め用意されたオブジェクトの配置を工夫するだけでなくそのサイズを自由に伸縮させたりもできるようです。2020年の発表時にその点が注目を集め、当初は個人開発でしたが現在はPatreonで開発資金を募り、スタッフの数は10人以上に増えているそうな。
競合のThe Simsは大量のDLCが発売されていますがこちらのゲームは全ての追加コンテンツは無料とする、DLCの販売は行わないとの方針が発表されています。