大野弘紀「始まりの場所 終わりの場所」

最新詩集であるけれど、早速のセルフレビュー

もう読まなくても全部覚えているくらい、何度も何度もさらったから
とりあえず、今は読もうとは、思わないけれど。

今は作った感想のように、なってしまうかもしれない。

たくさん傷ついたこととか、
嬉しかったとことか
不安だったこととか
怖くて仕方なかったこととか
諦めてきたたくさんのこととか

そうしたものを自身と向き合いながら
星を眼差して花と語らって
光を探して朝陽を旅して
夜空に想いを馳せて
風の声を聞いて雨の歌を聴いて
川のせせらぎを辿って木々のざわめきに導かれたような

そういう希望と絶望を幾度となく繰り返していく物語

詩であると同時に物語
その目指した到達点

その言葉たちに祈りを込めて
この手を離れて どうか優しい旅を
誰かの手の中で 一つの光を 放つ星でありますように


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