獣たちの謳歌 集団と個性、98%ヒト、温泉、漁業
「集団と個性」
before
集団でいることはいるけど
自分が自分であることも大切だから
距離も取っていて
自分でできることは自分でやるの
他の仲間達と関わるのはね
どうも苦手でさ
一人が好きっていうか
みんなと一緒が嫌な時もあるんだよね
自分がそこにいるためには
独りでいることが
必要だと思うんだよ
Prefatory note
個性と集団と、そのバランスの模索。
between
群れで生活してはいるけど(集団でいることはいるけど)
(自分が自分であることも大切だから)
(距離も取っていて
自分でできることは自分でやるの)
他の仲間達と関わるのはね
どうも苦手でさ
一人が好きっていうか
(みんなと一緒が嫌な時もあるんだよね)
一人でいたい時もあるんだよね
誰かと一緒にいるためには
(自分がそこにいるためには)
独りでいられることも(が)
必要だと思うんだ(よ)
after
群れで生活してはいるけど
他の仲間達と関わるのはどうも苦手でさ
独りが好きっていうか
一人でいたい時もあるんだよね
誰かと一緒にいるためには
独りでいられることも必要だと思うんだ
Editor note
真理だと思う。
「98%ヒト」
Before/after
工夫します
道具使います
薬だって創ります
感情の赴くままに一目惚れします
そして駆け落ちもします
ただしたいように
しているだけなんです
Editor note
自由気ままにいきる。それもありね。
「温泉」
before
寒くなったら温泉に浸かります
普通猿って森とか暖かい場所に住むんだけど
俺らは雪抱える山々に住むんだよ
だから温泉に入っちゃうし
雪合戦だってしちゃうぜ!
楽しんでしまうんだよ
それが適応ってやつ?
Prefatory note
せっかく面白いのにちょっと固い部分が混ざっている。
between
寒くなったら温泉に浸かります
普通猿って森とか暖かい場所に住むんだけど
俺らは(雪抱える)山(々)に住んでいます(むんだよ)
だから温泉に入っちゃうし
雪合戦だってしちゃうぜ!
(楽しんでしまうんだよ)
それが適応ってやつ?
after
寒くなったら温泉に浸かります
普通猿って森とか暖かい場所に住むんだけど
俺らは山に住んでいます
だから温泉に入っちゃうし
雪合戦だってしちゃうぜ!
それが適応ってやつ?
Editor note
楽しいはあえて書かずに、適応の心は楽しいにあるというのは、読み手の解釈にゆだねる。
「漁業」
before
人間が船を出したぞ
きっと魚を捕まえに行く気だ
これはあやかるしかない
上手くいけばお零れを頂戴できるかもしれない
お供させてくださいと航路に便乗する
誘き寄せるならお任せあれ
誘導囲い込みお手の物
どうです?
この手際よさ
中々でしょう?
「お前手慣れてんな」―なんて人間から言われます
―まぁ一応これで食っていますから
人間で言うところのプロってやつですかね
他の魚たちは
「お前ら人見知りしないのかよ」
とか言いますが
一応同じ生き物だし?
仲良くできることに越したことはないと想うのです
Prefatory note
イルカの話。
between
人間が船を出したぞ
きっと魚を捕まえに行く気だ
これはあやかるしかない
(上手くいけば)お零れを頂戴できるかもしれない
(お供させてくださいと航路に便乗する)
誘き寄せるならお任せあれ
誘導囲い込みお手の物
どうです?
この手際よさ
中々でしょう?
「お前手慣れてんな」
なんて人間から言われます
これで食っていますから
人間で言うところのプロってやつですかね
他の魚たちからはよく「お前ら人見知りしないのかよ」とか言われ(い)ますが
同じ生き物だし? 仲良くできることに越したことはないと思うのです
after
人間が船を出したぞ
きっと魚を捕まえに行く気だ
これはあやかるしかない
お零れを頂戴できるかもしれない
誘き寄せるならお任せあれ
誘導囲い込みお手の物
どうです?
この手際よさ
中々でしょう?
「お前手慣れてんな」
なんて人間から言われます
これで食っていますから
人間で言うところのプロってやつですかね
「お前ら人見知りしないのかよ」
とか他の魚たちからはよく言われますが
同じ生き物だし?
仲良くできることに越したことはないと思うのです
Editor note
確かにね。人間に助けを求める生き物はたくさんいて、
そういう種を超えた友情のようなものは、確かにあると思う。
食べる―食べられる、だけの関係じゃなくて。
詩人です。出版もしております。マガジンで書籍のご案内もいたしております。頂いたサポートは出版の費用にさせていただきます。