5 4 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(自分の正体)



詩集 百花繚乱
「連翹(れんぎょう)」

伸びた枝は伸べた手のよう
広げる花は羽根のよう

金色の蝶々が幾千も留まっているのか
風が呼べば一斉に飛び立ってしまうのだろうか

花々を手向けに
飛び立つ空に希望を

彼方に散る羽は
誰かの手に届くだろうか
いつか願いは実るだろうか

思想詩集 夢を探して
「進むために 失ったもの」

夢を描いて歩んでいた
明日を探して歌を口ずさむ

出逢ったものが歌詞になる
日記のような 即興のような 精一杯の歌

彼方の星のように 届かなくても
前に進むために 夢を一握り手放して

歩みと引き換えに
夢をさらに捨てていった

夢を捨ててまで歩んだ道に何の魅力があるだろう
彼方に何を叶えたかったのだろう

星に歌い 流れ星を願い
満点の星空から 想いが降り注いでいるような気がした

目指した自分に少しでも近づくために
夢を守り続けるための歩みだったから

夢を捨てて 願うことを止めて 進んでも
自分を失ったら意味がない

自分として生きてこその夢だった

滲んだ空に新しく星が瞬いて
夜空の月明かりに虹が架かる

夢を見て 夢に魅せられて
夢に恋するように

返答詩集 生きるための歌声
「運命の予感」

出逢いは突然に吹き抜ける風のよう
踏み出せばこの手を掴んでくれる誰かの手

宇宙の調べ 冬の余韻
春の足跡 日溜まりと微睡み

空映す川に寄り添う木々が
風と語らう姿を見守る 星達の微笑み

出会い 細胞と細胞の繋がり
木と大地の絆 蜂蜜の羽音と花畑の薫りの饗宴

大地と空 大自然の営みが生み出すうねり
脈打つ魂の奔流は 常に自分を超えていく

運命を予感させる日々が移ろう
新しい旅が始まる

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