「魂の揺り籠」 生きる目的
before
Ⅰ
この手にあるものを大切にして
生きていく
それだけできっと――もう一度出会える
過去のどこかに落とした――想いに
Ⅱ
どうして人は後悔するのだろう
―その時にやりきれなかった何かがあるから
どうして人は努力するのだろう
―今が未来になって振り返った時 後悔しないようにするため
どうして人は死んでしまうのだろう
―今を生きるため
どうして終わりがあるのだろう
―また始めるために
Ⅲ
どうして生まれたのだろう
命はどこから来たのだろう
きっと 目に見えない場所
見えないくらい 遙か彼方で
見えないくらい 近くに在る場所
―命という不思議―
人はそれを神秘とは呼べないだろうか
その鼓動は
まるで時を越える鐘の音のようにこの世界に在って響き渡り―生き続ける
between
Ⅰ
生きているパーソナルな命から
意志によって存在する命について
Ⅱ
共通する多くの命に焦点を当てて
終わり、始まる出逢いと別れ、そして命というもののありようについて。
Ⅲ
ソウルやスピリットのような霊的な存在としての命に焦点を当てる
本質的に終わりなど来ない。終わらない歌のような、命について。
順番にスケールを上げていく。
今まで描いてきた、終わりと始まりの構造への答えが、ここにあるのかもしれない。
after
Ⅰ
この手にあるものを大切にして
生きていく
それだけできっと――もう一度出会える
過去のどこかに落とした――想いに
Ⅱ
どうして後悔するのだろう
(その時にやりきれなかった何かがあるから)
どうして努力するのだろう
(振り返った時 後悔しないようにするため)
どうして始まるのだろう
(終わったものが そこにあったから)
どうして終わりがあるのだろう
(もう一度 新しい始まりのために)
Ⅲ
――その鼓動は
きっと 目には見えない場所に
見えないくらい 遙か彼方で
見えないくらい 近くに
時を越える鐘の音のような
この世界にあって響き渡り
―生き続ける
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