あなたに届けたい言葉を探して 「自信のないひとへ」
before
本当の自分ってなんだろう
実はなにも分かってない
知っているつもりなだけ
他人にはなぜか立派に聞こえるみたい
いつのまにか自分はすごい人
後悔しても遅い
偽りのようにできたのは仮面のよう
誰かから見た「私はこんな人」
でも「違う」―なんて言えなくて…
誰よりも自分を分かっているつもりなのに
自分でさえも知らなかった部分が沢山あって
嫌な部分も見えてしまうから
気づいては勝手に傷ついてしまう
知らなかった…
自分がそんな人間だったなんて…
他人と比べて落ち込んで
他人よりできる自分にほっとして
自分なんて所詮はそんなもの
良い部分も悪い部分もひっくるめて自分
見下すのも 傲慢になるのも
そんな部分がいつ誰かに知られやしないかと怖くなるのは
自分を見失わないように必死だから
自分の居る場所を譲りたくなくて握りしめるから
他の誰からなにかを言われて傷つくとしても
上手くいかなくて落ち込んだとしても
一人
必ず見てくれている人がいる
その人が居場所を護ってくれている
その人のための自分の居場所だから
他の誰かがどんなにか 素晴らしく思えて
自分がちっぽけに思えたとしても
自分の場所はそんなことで無くなったりしない
だから自信を持って
どんなあなたであっても
大丈夫だということ
between
前の詩を受け継いでいる。重複する部分は削っていく。
ストレートな言葉が続くが、もう少しきれいに流れを整えられそうな気もする。
after
本当の自分ってなんだろう
実はなにも分かってない
知っているつもりなだけ
他人から見た「私」は嘘みたいに別人に聞こえた
誰よりも自分を分かっているつもりなのに
自分でさえも知らなかった部分や嫌な部分がたくさんあって
人と比べて落ち込んで
誰かよりできる自分にほっとして
自分なんてしょせんはそんなもの
自分を見失わないように必死なだけ
自分の居る場所を譲りたくて握りしめている
そんな部分がいつ誰かに知られやしないかと怯えてしまう
なにを言われて傷つくとしても
自分なんてちっぽけな存在だとしても
生きているだけで場所を取ってしまう
良い部分も悪い部分も
無くなったりしない
命と同じくらいの重さで
詩人です。出版もしております。マガジンで書籍のご案内もいたしております。頂いたサポートは出版の費用にさせていただきます。