春夏秋冬 夏 Ⅷ

https://youtu.be/EpsDuGte1xk



before


進み続けることに―少し疲れた
そんな時は夢を見よう 失う前の―思い出を

昔を懐かしんだところで過去には戻れない
だが 心の内なる時計が止まっている
時は進み 誰も彼もが前を向いて歩き始めるというのに
だが 私の足は止まっている―そう―時が止まっている…

―少し 疲れた…

夢を見よう 失う前の―思い出を
失った跡の―これからのことを

雪は溶けるだろう
失った物に囚われるがあまり 開かれた扉に気づかないのか
否―その扉のために この手はそれまでのものと別れを告げなくてはならない
それが生きるということではないのか

扉は次から次へと開かれ
それまでの扉は閉じてしまう
振り返るのか―それとも前を向くのか
歩みとは―それだけの違いでしかない

between
part1

溜を失くして、シンプルにしていく
歌みたいな軽やかさで

進み続けることに(―)少し疲れた
そんな時は夢を見よう
(失う前の思い出を)

(昔を懐かしんだところで)過去には戻れな(い)くても
(だが) 心の内なる時計は(が止まっている)あらゆる時間を指し示している
(時は進み 誰も彼もが前を向いて歩き始めるというのに
だが 私の足は止まっている―そう―時が止まっている…:ネガティブな表現は削除)

(―少し 疲れた…)

夢を見よう
失う前の(―)思い出を
失った跡の(―)これからのことを

(雪は溶けるだろう)
(失った物に囚われるがあまり 開かれた扉に気づかないのか)
(否―その扉のために この手はそれまでのものと別れを告げなくてはならない)
(それが生きるということではないのか))

扉は次から次へと開かれていく
同時にそれまでの扉が(は)閉じながら(しまう)
(振り返るのか―それとも前を向くのか
歩みとは―それだけの違いでしかない)

開いては閉じていく扉
一歩間違えれば袋小路なところもある(気がしてくる)
本当は怖いかもしれない
でも扉は前にあるのではなく
360度にある。

Between
Part2

直感で入れた言葉を考察。

進み続けることに少し疲れた
そんな時は夢を見よう

戻れなくても
心の内なる時計はあらゆる時間を指し示している

進むことも戻ることもできないまま(前の二行を受けて)
そんな時は夢を見よう

失う前の思い出を
失った跡のこれからのことを

扉は次から次へと開かれていく
同時にそれまでの扉が閉じながら

恐怖と勇気が交差する
過去と未来が重なりながら
(勇気と恐怖、過去と未来が対応している。全ては同居している。
 時間は未来から過去に流れている。量子論的だが、いつかの思い出は、当時は未来だった。ことを考えると、未来からもらった勇気が、過去の恐怖を超えていく。
 ここで過去が美化されて、というようなイメージが転換する。)

今から地平状へ 宙へ
伸びるように広がるように
(扉は空間の全てにある。道と言い換えるならば、空間座標上、平面状と空に向けて、いくらでもある、ということ。前に進むだけが道じゃないということ)
行けるかどうか分からなくても
目の前の扉に手をかける
(分からなくても進むことなんて、いくらでもある。そういうことも、許容する。)

after

進み続けることに少し疲れた
そんな時は夢を見よう

戻れなくても
心の内なる時計はあらゆる時間を指し示している

進むことも戻ることもできないまま(前の二行を受けて)
そんな時は夢を見よう

失う前の思い出を
失った跡のこれからのことを

扉は次から次へと開かれていく
同時にそれまでの扉が閉じながら

恐怖と勇気が交差する
過去と未来が重なりながら

今から地平状へ 宙へ
伸びるように広がるように

行けるかどうか分からなくても
目の前の扉に手をかける

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