あなたに届けたい言葉を探して 「優しさを探して」






before

伝えたいのに伝わらなくて
届いたと思ったら誤解されていて

悪意がない一言に傷ついて
何気ない一言で傷つけてしまう

あぁ―もう…
なんてもどかしいのだろう

自分の気持ちは他人には見えないもの
他人のだってそうなのに忘れてしまう―見えなくなってしまう

見えないものを言葉だけで表すのだから
それは触れられなくて―儚いもの

言葉だけに囚われると
見えなくなる想いがある

もしかしたら言葉以上の気持ちが
そこに潜んでいる

だから考えてみる
私の伝えたいこと

物は気に入らなかったら手放すのは簡単―眼に見えるものだから
心は見えないからこそ―握りしめていることに気がつかなかったりするもの

だから自分の言葉に注意してみる
本当に言いたいことに耳を澄ませてみる

知らないうちに傷ついたり傷つけたりすることがある

―そう言えばさ…
なんてところから始まった言葉に
まさかそんな一言で傷つくとは自分でも思わなかった
笑っていても心は涙目だった 自分でも驚いた

―じゃあね―
笑顔で別れて
ため息吐いて

傷ついた自分を隠して
気づけば傷ついた自分を恥じて責めてしまっている

いつからそんなに弱くなったのだろう
自分の弱さが嫌になる
なにを言われても傷つかなければいいのに

お前は間違っている
自分は正しい

その言い方はまるで間違っているからと罰するかのよう
でも間違えることと傷つけることは別物

間違えた人を責めるのが正しさというのなら
それが強さというのなら

人を傷つける正しさなんか
そんな強さは欲しくない

正しさは間違いを裁くためにあるんじゃない
許すためにあると思いたい

間違えた―その人は

だからといって
そこまで言われることはないね
傷つけられることはないよ

「間違ったおまえが悪い」
「傷ついたあんたが悪い」

蹴ったり 叩いたり
痛くて 血が出るかもしれない

体の傷は目に見えるからあったことになるのに
心の傷は目に見えないから知らないふりができてしまう

だから言葉はいつだって手探りで
目を瞑って慎重に―指先で辿っている

手にした言葉がどんな形をしているのかを確かめて
傷ついた言葉は心の片隅に残しておく

大切な人ができた時に―傷つけてしまわないように
悲しくて苦しかったことをもう二度と繰り返さないために

私が傷ついた痛みと同じ思いをしてほしくはないから

その時になったら分かること
痛みは贈り物だということ

辛い時

耐えられなくてもいい
挫けてもいい

けど最後には立ち上がる勇気が欲しい

傷ついてもていい
泣いてもいい

けど誰も傷つけない優しさが欲しい

傷ついた自分を恥じなくていい
弱さを強さに変えるのが優しさだから

そんな痛みを その弱さを受け入れてあげて
本当の強さは優しさの中にあるよ

between

言葉が多すぎて、何を一番言いたいのかがぼやけてしまう。
言葉をできる限り減らす。

after


伝えたいのに言葉にしたらそうじゃなくて
届いたと思ったら誤解されていて

悪意がない一言に傷ついて
何気ない一言で傷つけてしまう

なんてもどかしいのだろう

自分の気持ちは他人には見えなくて
他人のだって そうで

見えないものを言葉だけで表すのだから
触れられるものでもなくて

目に見える物を手放すのは簡単で
見えないものは 握りしめていることにさえ気づかなかったりして

思いもよらない一言で傷ついたり
気づかないうちに傷つけたりすることがある

傷ついた自分を隠して
そんな自分を恥じて責めてしまう

自分の弱さが嫌になる
なにを言われても傷つかなければいいのに

体の傷は目に見えるからあったことになるのに
心の傷は目に見えないから知らないふりができてしまう

だから言葉はいつだって手探りで

手にした言葉がどんな形をしているのかを確かめて
傷ついた言葉は心の片隅に残しておく

大切な人ができた時に
傷つけてしまわないように

悲しくて苦しかったことを
もう二度と繰り返さないために

もう誰も同じ痛みで傷ついてしまわないように

辛い時

耐えられなくてもいい
挫けてもいい

けど最後には立ち上がる勇気が欲しい

傷ついてもいい
泣いてもいい

けど誰も傷つけない優しさが欲しい


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