2022年 出会った音楽たち

ー本編ー



2022年がどんな一年間だったかを振り返ると、いろんな転換があったような気がする。ターニングポイントとでもいえばいいのか。
これから人生が大きく変わっていくとして、その分岐点がどこだったかと聞かれたら、きっとこの一年を思い出すのだろう。

仕事が忙しく、音楽への関心がどんどん薄れていく時期が数年続いていて、転換点が来た時、少しずつリハビリしようと思った。
好きなCDだけを棚に厳選したりとか、音楽を聴く環境をもう少し整えたりとか、そういうの。

そういう中で少しずつ出会ってきた音楽たちと、思い出すように触れたアルバムたちを、書いていこうかなって、思った。
ノートやってる友達がアルバムのレビューをやっていて、楽しそう、というのもあって。私なりに書いたら、果たしてどうなるのかな。さてさて。

アルバムレビューのだいごみって、
その人の好きな音楽が知れること。
(たいていは知らない音楽ばっかで新鮮で楽しい)
共通してるものがあると同志を見つけたみたいにうれしい。
(できるなら握手したい。)
そういう喜びの発掘みたいなことを音楽という広大な海でやるという楽しさ。伝わったらうれしいのだけれど。

それではやってみよう!

red hot chili peppers


UNLIMITED LOVE

中学からおいかけてるバンド最前線、みたいな巨頭はこれと「The Offspring」だと思う。今年は後者のCDはないので、はいはい。省略。
先行シングルの「black summer」を聞くと、なぜか私はCalifornicationを思い出した。陽気な晴れとかイケイケなアメリカではなくて、夕方の哀愁漂う、いい感じのアメリカ。アルバムで通して聞いて、とても落ち着く、でもちゃんとグルーヴィーないい感じのアルバムだった。

RETURN OF THE DREAM CANTEEN

まさか年内にアルバムを二回も聞けるとは。
こちらは「Stadium Arcadium」のちょっと前くらいに戻った感じ。
そもそもジョンフルシアンテ戻ってきてるんだよね。
「GETAWAY」が好きすぎてあまり気にならなかったけど
やっぱりジョンがいると違うんだなー。としみじみ。
先行シングルだけだとよさがあんまり伝わらないのが残念。
ファンキーなテンポが増えて、単純に聞いてて楽しいアルバム。通して聞きたい。
甘みと塩気が絶妙なうすしお味のポテチみたいな味わいのアルバム。
安心してずっと買えるバンドがあるのはうれしい。

The Mars Volta


The Mars Volta

中学の頃に衝撃を受けていったいどれくらい時間が経ったのか。。。
「At the Drive-In」は解散して再結成したし、
聞いてみた感じはちょっと微妙?というかとてもおとなしいアルバムに聞こえるのだけれど、オマーとセドリックのアフロたちが組んでバンドやってくれているだけでも買いでしょ。みたいになってる。
メロウな雰囲気だけど、グルーヴはちゃんとマーズヴォルタしてる。
どうなんだろう、て思って、レビューを色々探してみたけど、あれからもう十年くらいたっていて、さすがに当時の熱量でやること自体が、そういう趣向にならないのでは?という意見もあって。彼らも年をとったのか。。。となんだか感慨深い。。。
というか初見さんはこれを聞いて、果たしてこのバンドいい!みたいになるんだろうか?💦

調べる限り、この曲構成は、かなりいい線いってると思う。
これ聞いて無理ってなったら多分違うと思うんだよね。
癖がつよすぎるなんて言うんだろう、チーズ?みたいな味わい?


THE SPELLBOUND



THE SPELLBOUND

「Boom Boom Satellites」が解散して、さてさて、中野氏はこれからどうするんだろう、て思ったら「ねごと」をプロデュースしてて、「アシンメトリ」~「DANCER IN THE HANABIRA」は私にとって大事件だったんだけど、思うに、この時の「ねごと」は最強だった。


(※1)

(「ねごと」については後でも少し触れてますので、戻れるように、目印)

で、本題に戻って、気づいたらバンドを組んでいることが、友達情報で入ってきて、「なんだってーーーー!!!!」となったバンド。あの人がいなかったらきっと買ってなかったんじゃないか、とか思ったり。試聴せずに即行買い。
日本語の音ハメ感が聞いてて心地いい。
そういう流れで、私の中で「Boom Boom Satellites」巡礼の旅みたいなことが起こって。全スタジオアルバムを買って、1stから順番に聞いていくみたいなことをした。大好きな「Exposed」のツアー収録の「BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2008(初回生産限定盤)」 も買った。
追ってみて、「THE SPELLBOUND」までたどり着いたとき、もう川島氏はいないから、英語じゃないし、日本語だし、それでいいし、もう「Boom Boom Satellites」じゃないというのが、納得しかなかった。それで英語とか歌っちゃったら比べちゃうし。そしたら絶対「Boom Boom Satellites」の方がいいってなるし。だから日本語でよかった。
「Boom Boom Satellites」は私の中で「LAY YOUR HANDS ON ME」で終わっていたことに気づいた。あれは天国で(もしくはそこに向けて)鳴り響いた音楽だったのだ。
中野氏が何を見つけていくのかに興味があるし、その副産物が音楽というコンテンツなら、それはずっと追っていきたいと思う。バンドは終わったけど、中野氏はまだ続きを生きてる。

ASIAN KUNG-FU GENERATION


プラネットフォークス

なぜかプラネットフォークスをスルーして「ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio」を聞くという奇行をする。
私の中では「ホームタウン」が最高のアルバムだと思っていて、それはしばらくは覆りそうにないけれど、これはこれで好き。アルバムは「崩壊アンプリファー」以外のスタジオアルバムはすべて持ってるというお気に入りなバンド。私は日本のバンドはくるりとアジカンの二強だと勝手に思ってる。
一昔前のDVDコンポを買って、DVDのライブ音源をCDのように聞くというのをはじめてから、DVDのハードルがCD並みに下がったのは私の音楽鑑賞の変遷の中で事件みたいなターニングポイントで、
当時のアジカンが「遥か彼方」を演奏するというのが、もうわくわくだった。というのもあって、「遥か彼方」を聞くために買った「崩壊アンプリファー」は入れ替えで別れることに。その流れで「BEST HIT AKG」の初回盤をファーストのスタジオライブDVD目的で買う。というおさらいをしての、プラネットフォークス。そして一曲目の「You To You」が、もう涙。変わるバンドなんていくらでもいるんだけど、変わってるんだけど、根っこは変わってないアジカン先生。(←もはや先生呼び)
最高のアルバムの出だしで、もうこれだけで買いです。(そして「触れたい 確かめたい」で羊文学を知るのは、2023年の話。)
最近の世代を聞けば聞くほど、アジカンの評価が爆上がりしていく笑
誤解がないように言うと、比べてどうこう、という話ではなくて、彼らのギターとか歌声とか、バンドサウンドに、アジカンが遠くに見える瞬間がある。(系譜を作ったアジカンはやっぱ先生)それがたまらなくうれしい、というキモい話笑

LOVE PSYCHEDELICO


「A revolution」

デリコサウンドなるものは、毎回同系統のもので、これぞ新機軸!なるものを作ったと思ってもレビュー誌では「安定のデリコサウンド」と書かれて「あれ?」てなる話が好き。一曲だけもう知っていた。
―Sally-
「Premium Acoustic Live “TWO OF US" Tour 2019 at EX THEATER ROPPONGI」の最後に演奏した曲で、もうこの曲が入っているだけで買いだった(それでも当ライブの演奏のSallyは神がかっていたが)
随所にちりばめたデリコフレーズが、セルフオマージュみたいで好き。宝探しみたいなアルバム。
でも買った時は、私はまだ「Ⅲ」あたりを聞いていた。SHM仕様の限定版が再発されていたと知って、「ABBOT KINNEY」までを全て売って買いなおすというアホなことをして、「THE GREATEST HITS」から聞き直していたのだった。しかもファーストの完全演奏のライブDVD「LIVE THE GRESTEST HITS 2020」も経由していたからずっと放置みたいなアルバムだった💦
出たら買うし、アジカンくらいはちゃんと一通り持ってるし。音楽作りはとても凝っていて、やっぱり耳を澄ませてしまうし。この作りこみようを見ると、彼らはスタジオバンドなんじゃないか、と思うんだけど、昨今のライブDVDを見ると、刹那の演奏にかける情熱が半端ない。スタジオでやるかのようにライブでやりたいであろう一音にこだわり抜く彼らは間違いなくライブバンド。最近の機器の技術的な進歩なのか分からないけれど、やっと彼らのやりたい音作りにかみ合ってきて、ライブがもうファーストテイクみたいなクオリティでガンガンに走っていくわけだから、なんかもう泣けてしまうわけですよ。(←なぜか敬語)
今作は私の大好きなジャンベも絡んでいて、歌詞カードを見て使用楽器を見て衝撃「ジャンベじゃないか!」ていうか、え、「KUMIさんジャンベ叩くの?」となんかイメージが浮かばない。色々情報量が追い付かない。
DIYの塊みたいな人たちで、そういうところが、私が彼らの楽曲を追いかけてやまない理由でもある。

THE 1975


BEING FUNNY IN A FOREIGN LANGUAGE

私の中で多くの足跡を残していった「1975s」だけど、出るアルバムは買うというのはお約束みたいになっている。誰との約束かと聞かれたら、たぶん音楽の神様との約束なんだと思う。伊坂幸太郎ってさ、すごく残酷な世界を描くんだけど、でも登場人物はユーモラスだったり、ちょっと笑いが聞いていたり、悲しみがある中にもちゃんとおかしみがあるというか、そういう感じなんだけれど、たぶん、この人たちも、社会の色んなことを感じすぎて、そしてすごく美しい感性で音楽にしていく人たちなんだと思うんだよね。優しい人たちの優しい音楽なんだと思う。それだけで買いでしょ!みたいな(←最後急に雑w)

JACK WHITE

FEAR OF THE DAWN

「the white stripes」が解散して、「Jack white」がソロ活動を始めて、ついにやってきた。アルバム。待ってましたぜ、アニキ!みたいなアルバム。これ聞いていいなって思ったら、こんなレビューを読むのを今すぐやめてCDを買うことをお勧めする。サイケデリックなブルース、あれ?どこかで聞いたことあるような。脳裏に浮かぶ「GRIMS PANKY」。(勝手に「和製ホワイトストライプス」と呼んでいる)

私にはホワイトストライプスにしか聞こえない笑

DESCENDENTS


9th & Walnut

みんな似顔絵なのにマイロだけイラストw
イケてるおっさんたちの同窓会みたいな楽しすぎるバンド
私の中でベストアルバムは「Everyting sucks」か「HYPERCAFFIUM SPAZZINAT」なので、そこからのこのアルバムは、こういう感じできちゃったかーて感じ。めっちゃいいかと言われると、もう曲が始まったと思ったら終わっているみたいな感じなので、印象に残りにくいけど、もうちょっと、凝ったものにしてほしかったなー、というないものねだり。

『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS / ALL』

時代が時代だったらアメリカのパンクシーンの天下を取っていたバンドだと言われているのだとか。
そうなんだよ。なんか間の悪いセールスとかマーケティングとかどうでもよくなるような、ゴイングマイウェイなスローライフなバンドみたいな感じ?
曲やりたくなったらみんなで集まってまたバンドやろうぜ!みたいなノリが最高。このバンドのポテンシャルはこのアルバムだけじゃないからよかったら色々聞いてみて!


!!!(チック・チック・チック)


Let It Be Blue

聞く人が聞いたら意味不明な音像でちょっとついていけないかもしれない。
「ANIMAL COLLECTIVE」とか好きならはまるかも?
確か「MITH TAKES」からはまって以降ずっと聞いてる。アルバム通して聞いてやっと「きっとこういうことやりたかったんだな」となんとなくわかりそうなアルバム。グルーヴがバグってるので、毎回新しいアルバムが出るたびに、持ってるCDを一から聞き直すみたいなことをしている。

FLOGGING MOLLY


ANTHEM

やってまいりました。「FLOGGING MOLLY」です。まず捨て曲がありません。全部いいです。一曲目から勝ったような感じです。アマゾンのレビュー見たら落ち着いているとか、書かれてあったけど。彼らの本領はライブですから!!楽曲がLIVEで生まれ変わるのですから。あとはスタジオアルバムは完成度さえ整っていれば合格みたいな人たち。
一方の「DROPKICK MURPHYS」の「THIS MACHINE STILL KILLS FASCISTS」はちょっとこれは合わないぞ💦てなって手放してしまったけれど。
そういえば「THE CHERRY COKE$」の「OLDFOX」もそうだし、
「Tossers」の「Smash the Windows」もそうだし、ここ数年のこの手のバンドでは一番の出来だと思う。
あとは「TALISK」の「DAWN」さえ来てくれれば。。。。!!!!!

―番外編―


2022年は出会いと別れがあった一年で、それはとても思い出深い一年だった。大変なことがあるのはいつも通りだったけれど、それでも後半は上向いてきた気もするし、なんとか暗い場所から抜け出たような気もするし、
人生をどんな風にもっていこうか、とか色々考えた季節だった。
そういう中で一番の変化は「ちゃんと音楽を楽しもう!」と決心したことだと思う。DVDコンポを買い、聞かないCDを手放し、国内盤ボーナストラックが気に入らなければ輸入盤を買いなおし。という色んなテコ入れをCDラックのナインナップに施していた。

その中で出会ったバンドをご紹介

The Casanovas

中学時代に買って、それ以来全然アルバムが出てない(と思い込んでいて)結局それ以来、買ってなかった。それがたまたま調べた時に、アルバムがあれからもう2枚出ていて、しかも今も生きているバンドだというのが分かって。買うっきゃねえ!!!となったバンド。(大事件!その2)3枚目の「Terra Casanova」なんとも言えない昔のハードロックな曲調がなんか違うなー。と思うところもあり、でもちゃんと彼ららしさが後半で乗ってくるので、ちょっと我慢すれば聞ける!みたいな。4枚目の「Reptilian Overlord」の最後の曲の最後のパートの謎の笑い声とホラーな感じが嫌い笑
それ以外はすごくいいけど。。。タイトル。。。。もうちょっとなんかなかったのかな笑と聞くたびに思う。

勝手にしやがれ


最新アルバムのニルバーナ・サンをアマゾンで買って、本屋で注文するという謎の買い物をしてしまった。という。何度か断捨離の中でアルバムは手放したけれど、アルバムを一通り聞き直してみたら、思ったよりいい曲もあって、「ブラック・マジック・ヴードゥー・カフェ」を買ってみたり、「ア・デイ・カムズ」の評価が上がったりと、再評価をしたバンド。どのアルバムもそれぞれいいと思う。

NINE INCHI NSILS 


私の中で一番の名曲は「Head Like A Hole」なんだけど、それからなぜかずーっとアルバムを一通り持ってしまった(なんだかんだ大好きなだけ
)バンド。そういえば持ってなかった「BROKEN」を買ったら、実は「FIXED」と対になっている構成と後から知って、購入する。
その決め手になったのが、アレンジされた「gave Up」ヤバい。て思った。もうヤバいしか出てこない。この曲を聞いて問答無用で買う。

フロントマンのトレントレズナー氏が完璧主義者で、めちゃめちゃ曲作りとか完璧主義で、ファーストの「PRETTY HATE MACHINE」で時代から歓迎されたわけだが、一個人と、ロックヒーローというアイコンはあまりにギャップがあったような葛藤があったようにも思う。そういう人がバンド、音楽というエンターテイメント、インダストリアルという産業批判(でも音楽を売らないと食っていけないという逆説)も含めて、全て気にあるバンドだし、そういうのがなんかね、良いんですよ。

Kalmah


気になる気になるとアルバムを漁っていたら、
気づいたら全て集めてしまったという笑 
日本版はボーナストラックがほんっとうにあれなので輸入盤がおすすめ!
ぱっとしないかな?と思ったCDも買ってちゃんと聞くと思いの他よかったり。わかんない。私のイメージだけど、デジタルのネット音源って、気軽だけど、軽いって、いうか、なんかちゃんと腰を落ち着けて聞けないというか。買うって自己投資みたいなもので、そこにちゃんと資源を投じて、耳を澄ませて集中する、というのは、お金を払ったからこそ得られる姿勢なのかも。そういう姿勢のなかで、ちゃんと聞いて、良さを発見して、アルバムってやっぱいいな、って思った話。

橋本絵莉子


日記を燃やして

事件です。(事件その3)えっちゃんが音楽やってます。一年遅れで知った大ニュース。
チャットモンチーが完結した(あえて解散とは言わない)衝撃的な日。あの日ほど仕事できない(というかもうどうでもいい)と思った日はない。
そのえっちゃんがなんと!アルバムを出すではないか。あの声とギターがあればもう大丈夫です。バンドの方がうれしいけど、バンドでなくても大丈夫です。ポップの皮を被ったロックな女氏ですから。もういるだけでOK
和製ジャックホワイトと言っても伝わらないかもしれないけれど。
タイトルも刹那さと熱量みたいなものを感じて、美学があると思う。
ちなみに、アジカンのライブ「All Right Part2」で「かわいい女の子ナンパしてきました」と言って「橋本絵莉子」て紹介して、会場が盛り上がって「ちょっと待ってちょっと待って、ここで一番の盛り上がりは、俺たちに失礼だから」と言って観客がウケるのが、すごい思い出深い笑

別のバンドで、「ねごと」の「蒼山幸子」氏もソロで「Highlight」を出していた。私の中でえっちゃんほどの必然性がそこに見出せなくて、曲はいいのに、「ねごと」からバンドを取ったら、ケミストリーという魔法が消えてしまって、なんか夢から覚めたみたいになって、茫然としてしまったのをなんでかよく覚えてる。
(でも「ねごと」のアルバムは今も大事に持ってる。(※1))
なんだろうね。なんかあるんだろうね。私というパーソナルな部分と、アーティストの何か接点で化学反応みたいなものが生まれないと、必然にならないというか。うまく言えないけど、そういうの。

KASABIAN

walkmanで音楽を聴いていたんだけど、もう寿命かな?というくらいボロボロになってきて、一曲聴きからCD単体で音楽をいかに気持ちよく聞くか、ということにシフトすることで、それまでの音楽への触れ方が大きく変わってきた。
バンドとしてはもうあまり関心はないけど、とにかく完成度は高かったアルバムとして真っ先に挙がったのが、「KASABIAN」。
「Club Foot」なんてもう完璧な曲。そして続くセカンドアルバムの「Empire」。素晴らしいアルバムだ。未だに全然聞けちゃう。
そういう意味では「Arctic Monkeys」の「Whatever People Say I Am...」も殿堂入りみたいなアルバムなんだよな。。。。セカンドから急に熱が冷めて買わなくなってしまったけれど。このアルバムだけはずっと持っていてもいいのかも?。まだ買いなおしてないけれど。そのうちね。


Death From Above 1979


「The Mars Volta」がデビューしたあたりでこのバンドも出たんだけど、その時はあまり気にも留めていなかったんだけど、気づいたら解散?か活動停止だかしていて、そして活動を再開して、あれから十数年の時を経て、私の目にこうして留まるという。

出てるアルバムを買い揃え、一から順に聞いていく。
けっこう「WHITE STRIPES」的だけど、ジャンルのごった煮が「The Mars Volta」っぽいかも。こっちの方がだいぶ直球のパンク/ロックに振り切っているので、好きな人は好きかも。今になって、え、こんなにいいバンドだったんだ、と良さがわかるという。あの当時、「いいよ」て言っていた中学時代の友達の感性えぐいなw

Miyuu

なんで知ったのかは分からないけど、気づいたら知っていて、そして毎日聞いた個人的に超名曲。原点にして頂点みたいな完成度の曲。

ファーストの「BLUE・S・LOWLY」は正直ちょっと微妙すぎて、どうしようとかいろいろ思ったんだけど、「La La Rainbow」で一気に花開いた感が出たと思う。いや、微妙って言うとあれだね。セカンドが良すぎてね。比べちゃうとね。ていう。ちょっと聴いた時は「YUI」っぽいって既視感みたいなものがあったけど、こっちの方が陽キャ感がある。「YUI」みたいなヒリヒリ感はない。のびのびとして海っぽい。サーフサウンド。
ジャックジョンソンみたいな曲ないかなーて思った時にこれはうれしい発見。(あそこまで行くとサーフ、というより南国みたいになっちゃうけど。)

AFI


BODIES

AFIがアルバムを出すということ。つまりCDを買うということ。
このPVの複雑さがもうAFIしてる(←語彙力)
最初の出会いは高校の頃で、「Sing The Sorrow」を買った時の、一曲目「Miseria Cantare - The Beginning」の構成のヤバさ。(←これパンクバンドの曲だって信じられるかい?)ちょっと意味わからないのが逆にいい。

曲は以降ソリッドにタイトにシャープになっていくんだけど、それでもこのミステリアスで複雑な雰囲気を纏っている感じが悶絶(←誤解がないように言っておきますけど、私は別に変態ではありません)
あんまり印象に残ったりはしないけど、時間をかけてじっくりと曲の世界に浸りたいアルバム。パンクもロックもやれるから、さじ加減でどうにでもなるという意味では「The Offspring」みたいな懐の広さがある。
この世界が好きならどこまでもまっていけると思う。

Oasis


解散してから、私が興味があったのは、「Noel」の方だ。
「Noel Gallagher’s High Flying Birds」のアルバムで、「Who Built The Moon」のインタビューかなんかで
「俺はなんてことをしてしまったんだ」と語り。
「素晴らしい曲がかけてしまった。俺は天才かもしれない」みたいなことを言って、「そしてまた曲を作るだろ。。。そして俺はなんてことだと思ったね。またもやすごくいい曲ができてしまったんだ」みたいな自画自賛をひたすらする動画が個人的にめちゃくちゃウうけて、その勢いでアルバムを買うという笑

Who Built The Moon

Who Built The Moon

確かに、素晴らしい!笑
私はちゃんと曲は聞かずに買ったから、
改めて聞いて「まじかよ。。。(ほんとうに神アルバムじゃないか!)」て笑うしかなかった。
そんなオアシスも解散して、ふと、気になってアルバムを調べたら、全然に気にもとめてなかった「Be Here Now」が全曲めっちゃよくて。しかも調べたら25周年記念盤?だっけ。のディスク3に「Noel」だけの歌声の収録版があるという。もうこれは買うしかないじゃないか!と。

Be Here Now

Disk1は「Oasis」として聞いて、
Disk3は「Noel Gallagher’s High Flying Birds」と思って聞いてる。

いやいや。贅沢すぎる!

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とここまで長々と2022年であった音楽たちを一挙紹介してみたんだけど、やっぱり音楽好きでよかったと思ったし、音楽を楽しむ環境を探求したし、新発見もした一年だった。毎年の音楽の変遷が次年の音楽の出会いを呼び寄せるというか、繋がっているし、旅みたいになっているように思うし
、これからどんな音楽に出会えるだろう。
未来が楽しみって、すごく素敵で幸運なことだと思う。
出会いに感謝。

ここまで長々とある文章を読んでくれた方、本当にどうもありがとうございます!少しでもいいなって思える曲があったり、発見があったらとてもうれしいな、て思います。ではまた



ーSpecial thanks to music loverー


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大野 弘紀
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