それがそこにあるとうこと「幸せ」「見失う光」


「幸せ」


幸せを求めても

何に手を伸ばせばいいのか
自分でも分からなくなる

手にしたとしても
本当に欲しかったものを見失う

何かを探し続けている
拾っては捨ててを繰り返して

心の中の空っぽが大きくなっていく
自分で大きくしたその暗闇に飲み込まれていく

苦しいのに抜け出し方が分からない

そんなものは最初からなくて
手に入らないのかもしれない


「見失う光」


歩いているうちに

崖から転げ落ちるように
自分が嫌になっていく

いつ踏み外したのだろう
まっすぐ進んでいるつもりだったのに

本当は迷っていた
でも気づかないふりをしていた

自分の声にさえも耳をふさいで
足元にある光にも目を逸らして

何を見て 何を感じて 何を想って

生きているのか
自分に答えられなくなっていた




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