春夏秋冬 夏 Ⅹ
before
歩き続けるためには
それまでの自分に別れを告げなくてはいけないこともある
それは自分が自分ではなくなるような
それはとても苦しい道のりかもしれない
それは失われゆく私が
壊れそうになりながら
新しい自分を
見つけていく物語
それでも―その時が来るのなら
その時私は勇気を持って
それまでの私に手を振ろう
between
part1
別れというなら、すがすがしい展開に
歩く。変わる。脱皮。どういう感じでかけばいいのだろう。
歩き続けるために(は)
それまでの自分に別れを告げた(なくてはいけないこともある:別れを告げた、事実を書いて、そこから理由などをつめていく。)
まるで(それは)自分が自分ではなくなるような
(それはとても苦しい道のりかもしれない:自分をブレイクスルーするのに、まあそんなに言葉はいらない。くるしいとか当たり前だし)
(それは)失われながら(ゆく私が:ヒロイックな感じがして冷める)
壊しながら(れそうになりながら:どうせるするなら能動的に。)
新しい自分を
見つけていく物語
(それでも―その時が来るのなら
その時私は勇気を持って
それまでの私に手を振ろう:ここが繋がってない)
手を振る、というのは使いたい。
「これから出会う私に手を振る」という新しい展開に物語性を感じる。
前の「失われながら~見つけていく物語」と「その時~それまでの私に手を振ろう」を組み合わせられないか。
失われても
この手で扉を開けるように
新しい自分を見つけるために
勇気があるならどうかこの手に
出会いに手を振って
次の季節へと歩いていく(季節。シーズン。時期。春夏秋冬と、新しい時代をかけて。)
Between
Part2
歩き続けるために
それまでの自分に別れを告げた
まるで自分が自分ではなくなるような
心細くなって足を止めてしまいそうだった(心細いとかでもいい。自分の中で別れがあるというのも、一つの大きな「別れ)の形では無いか)
失われても
この手で扉を開けるように(そう読み取ると、これはちょっと村上春樹的であるような気もする。別れがある。それでも進むみたいな。)
新しい自分を見つけるために
勇気があるならどうかこの手に
出会いに手を振って
次の季節へと歩いていく
after
歩き続けるために
それまでの自分に別れを告げた
まるで自分が自分ではなくなるような
心細くなって足を止めてしまいそうだった
失われても
この手で扉を開けるように
新しい自分を見つけるために
勇気があるならどうかこの手に
出会いに手を振って
次の季節へと歩いていく
詩人です。出版もしております。マガジンで書籍のご案内もいたしております。頂いたサポートは出版の費用にさせていただきます。