交響曲 深淵

https://youtu.be/QfI1ONbv6eI



before


―造形芸術の宇宙―

その両目は何処を見るか
その眼は悪魔か それとも天使か
煉獄の眼差しか それとも慈悲深い見守りか

星は廻り
砂漠の砂一つ一つのように宙に散りばめられ
眩い光りを放つ

蝶は羽を広げ
大鷲は飛び立ち
馬は駆け出す

木は光と雲の飾りを纏い輝き
バラは煌々と紅く咲き アイリスは青々と静寂に包まれる

広がる渦は 衝突し
幼子を授かり そして虚無へと飲み込まれていく

輪の中心には暗黒をも越える
深淵が覗いている

between

タイトルもうちょっと他に案がないだろうか
宇宙のダイナミックな構造を言語化している
その壮大さを物語っている。
「深淵」でいいのではないか。
いきなり「両目」だと分かりにくい。
「星は廻り~」の入りの方が分かりやすい。

after

「深淵」

星は廻り
砂漠の砂一つ一つのように宙に散りばめられ
眩い光りを放つ

蝶は羽を広げ
大鷲は飛び立ち
馬は駆け出し

木は光と雲の飾りを纏い輝き
バラは煌々と紅く咲き
アイリスは青々と静謐を湛える

広がる渦は衝突し
新たな光を生み
やがて虚無へと飲み込まれていく

輪を描く瞳は悪魔か それとも天使か
私たちが空の深淵を目にする時
同時に深淵もまた覗いている

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