Bad Religion「New America」
このバンドを知ったのは17歳の高校生の頃。そしてこのアルバムを聞いたのもそれくらいの時期で、当時は「The process of belief」に衝撃を受けて、このバンドにはまった人あるあるで、「No Controll」や「Suffer」とか、聞き漁って、「Empire Strikes First」へと至り、それ以降のアルバムは買っているんだけど、
このアルバムは、一瞬で「違うな」と思っていた17歳の私は、全然気づいていなかった。
当時は「The process of belief」で評価が爆上がりしたけど、それまでの四枚が微妙だった、というのがレビューの定説だった。私もそう思っていた。
時を経て、34歳になり、ふと「Empire Strikes First」を聞き直すと、スローテンポな曲は当時全然はまらなかったけれど、ここ最近で、むしろそのゆったりとした曲に良さを見出し始めて、これっぽいアルバムはないかと今になってようやく探すと見つけてしまった「New America」。
アルバムの良さに気づくのに17年かかるということもあって、何が良かったのかを声を出しにして言いたいと思って、レビューにしようと思った。
まず、スピーディーな曲展開を求めたら、全然はまらないアルバムだけど、
グッドメロディをじっくり楽しもうと思ったら傑作だと思う。
「Empire Strikes First」をアルバムとして楽しめた人で、まだ未踏の人はぜひ聞いてみたらいいと思う。ただ、日本語版の邦題のネーミングセンスのなさが絶望的。それだけが欠点。
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