「魂の揺り籠」 終わりと始まりについて Ⅹ




before


あなたはもうあなたではない
今のあなたはもう以前のあなたではない

なんて――自分勝手だろう…

勝手に理想化して 自分の中に作り上げて
でもそれはあなたであって あなたではなくて

違うから勝手に傷ついて 裏切られたと思いこんで

あなたは変わらずにそこにいるのに
――突き放して

何かが変わってしまった
自分の中の何かが決定的に欠けている…

まるで夢を見ていたかのよう
それなら夢から覚めなければよかった…

between

「あなた」という特定をはずす。
その失望は、まるで悪夢のようだ。という結論
理想と失望は、ある意味ファンタジー。だから、夢のようだ。という比喩。

after

誰かを勝手に理想化して 自分の中に作り上げて
現実には違うから勝手に傷ついて 裏切られたと思いこんで
何も変わってないのに 突き放して

何かが変わってしまっている
自分の中の何かが決定的に欠けている
まるで夢を見ているみたい

(Español)

Idealizas a alguien y lo construyes en tu mente.
Te sientes herido porque la realidad es diferente y crees que te han traicionado.
Los alejas, aunque nada haya cambiado.

Algo ha cambiado.
Definitivamente falta algo dentro de ti.
Es como si estuviera soñando.

(English)

I idealize someone and build them up in my mind.
I' m hurt because the reality is different, and I think I've been betrayed.
I' m not changing anything, but I'm pushing them away

Something has changed.
Something is definitely missing in me.
It's as if I'm dreaming

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