「奇跡に出会う日本の新絶景」

先日。
高校の時の同級生にあった。

懐かしいというより。単純な驚き。
自分にもそういう繋がりがあったのだという。

友達。
友達について考えてみる。
羨むこともあったり、憧れることもあったけど。
でも、思ったのと、違うらしい。
美化しすぎたのか。それとも、もう以前の私とはもう全然違ってしまったのか。

少なくても、私の人生はその連続で、もう何度目かというくらいなので、そういうことには慣れきってしまったのだけれど。

でも、本題は、そこじゃない。
そう。本の話。

この本を買ったのと同じくして、先日会った人もまた、写真を撮るのが趣味だと、会ってから、思い出した。

夜の工場の写真で自分のイメージ通りのシャッターチャンスを二時間待った話とか。写真ですべてを伝えたいとか。写真に対する並々ならぬ情熱のようなものを聴いた。

そういう話は、聞いててとても心地がいい。
だってそれは、それだけこの世界に、それはもはや愛情と言ってもいいくらいのものを、捧げられるものが、ちゃんとあるということだから。それはとても微笑ましいし、応援したくなるし、ずっと見守っていたくなるような類のもの。

この本のきっかけは、インスタでフォローしている(とても気に入っている。というか、フォローしている時点で、とても気に入っている)人の写真が、載っているって、知ったから。

そうなんだ。じゃあ、買おうか、て思った。
絶景ものなら、もう何冊も持っているというのに。

インスタの写真が、おまけみたいな乗り方がしているのが、少しだけ、残念だった。もうこれを卒業アルバムみたいに散りばめて、それをずっと見られるんだったら、きっととても幸せなのに、って思った。
でも、見出しに、「ファインダー越しの世界」を見つけて、ちょっと嬉しくなった。
インスタグラムを、まるで本にしているようで。

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