交響曲 居場所
before
―過去/現在/未来―
過去には全てが存在する
現在は永遠に続く
未来は想像と創造の世界
―自由はどこに―
それは空にある
踊って 歌って 恋をして
それは星にある
時めき 煌めき 瞬いて
それはここにある
咲いて 散って 輝くように
空と 夜と 心の中に
―信じる理由―
一
許せない過去
歩みの止まった今
憎しみが募る他者
自己嫌悪に磨り減る自分
裏切られる自分
だから信じない他人
二
信じるということ
それは信じられる自分を
信じるために
自分を好きになるために
歩むということ
人は自分を愛するために
生きているのだから
―居場所―
それは心の置き所
心の置きたい場所
誰かに預けたい場所
持っていて欲しい場所
この手で守ってあげたい場所
だから―居場所
between
自由については前の詩で少し語っているので、
なるべく主張が全体の中で重複しないようにしていく。
「居場所」のニュアンスが依存的な感じがするので、
温かい手触りを残したい。
居場所とは誰かと共有できるものだし、
自分にとっての、自分だけの世界でもある
そこでは、それまでの自分との交流や他者との交換が起きている。
色んな繋がりがあるのが居場所
自分自身でいられないのは居場所ではない
誰かと居られないのも居場所ではない。
after
―居場所―
それは心の置きたい場所
分かちあったものを
この手で守ってあげたい場所
そこで過ごした時間も
大切にしたい場所
いつまでもそこにあってほしいと思う場所
ここに居られる限り
だから―居場所
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