7 11 ヨッシーアイランド
詩集 日々を生きる
「意味」
明日は分からなくても
今日だけなら頑張れる
毎日 違う一歩に
同じくらいの重さを賭けようとして
続けることがとても大変なことだから
続けたことが意味になる
返答詩集 出逢いと旅 別れと続く道
「孤独の場所で 触れた温もり」
零れていく雨を一粒一粒拾うように
失われていく時計の砂を精一杯受け止めるように
流れていく時間の中で握りしめたものたちが囁いている
夜の彼方に失ったものを包み込んで
訪れる朝陽の木漏れ日を
誰にも触れられない
自分だけの場所が温かい
教えてくれたのは
思い出だった
# 5
星の欠片 心の断片
二部 星と心
三章 星に願いを
5
終わりはいつ訪れるのだろう
記憶の断片を受け継ぐように 思い出を誰かが持っていく
誰かの存在も 心の中にあって
心はどこにあるのだろう
言葉だけだと触れられない 温度は思い出の中にある
誰かが届けてくれた温もりが 隔たりを埋める
終わった時間を 新しい命が続けていくような
欠片が繋がって 紡いでいく
この世界は 星座のように
6
胸の内に囁きが木霊する
自分の声を見失って
聞こえなくなったのは
行き場がなくなってしまったから
無理に重ねた自分に失望していた
誰かに分かってほしくて切望していた
自分を信じられないで
握りしめていたものが実は空っぽだと気づいた
自分で埋めてしまった本当の気持ち
空のようでどこにも見えない
雲のように掴めはしない
触れられなくても
確かにある
眼を閉じても 耳を閉ざしても
奥底に小さく囁く歌
見えなくても 聞こえなくなっても
彼方に輝いている星
一人きりの場所で 手を伸べていた
いつか叶うように
影に覆われても 陽は射し込んで
何度でも訪れる
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