春夏秋冬 冬 Ⅱ
before
――雪が
降ってきた……
月の明りに照らされて
銀に輝く光が舞い降りる
木は葉という葉を全て落とし
代わりに銀の衣を纏う
道は雪によって覆われ
白く染められ 消えていく…
今まで歩いてきた道は何だったのか
結局それは消えてゆくのか
こんなにも降り積もるのか
雪は一片の欠片でしかなかったというのに…
寂しさを忘れようとも死ぬ時は一人なのだろうか
孤独は命を持つ全てに降り注ぐ―雪のように
それは静かに舞い落ちるが何と冷たいことだろう―孤独のように
雪は降る
静かに―無音に
雨が唄を降らせるなら
雪は唄の余韻となる
静寂を降らせるのだろう
Between
Part1
降りしきる雪の真っただ中にいるところからスタート
前回の続きの時間軸にする
――雪(が)
(降ってきた)……
(月の明りに照らされて
銀に輝く光が舞い降りる
木は葉という葉を全て落とし
代わりに銀の衣を纏う→最後に持って行く)
(道は(雪が道を覆いつくして(←よって覆われて:雪が主語の方がシンプルに伝わる気がする)
白く染められるように 消えていく…
今まで歩いてきた道は何だったのか
結局それは消えてゆくのか…
(こんなにも降り積もるのか
雪は一片の欠片でしかなかったというのに…
寂しさを忘れようとも死ぬ時は一人なのだろうか:ネガティブすぎて削除)
(孤独は命を持つ全てに降り注ぐ―雪のように
それは静かに舞い落ちるが何と冷たいことだろう―孤独のように:傷心的、削除)
雪は降る
静かに―無音に
(雨が唄を降らせるなら
雪は唄の余韻となる
静寂を降らせるのだろう:ちょっと意味わからない)
(まるで別世界
異次元への旅:←案)
Between
Part2
――雪……
雪が道を覆いつくして
白く染められるように 消えていく…
今まで歩いてきた道は何だったのか
結局それも(は)消えてゆくのか…
雪は降る
静寂の中で静かに―無音に
月の明りに照らされて
銀に輝く光が舞い降りる
木は葉という葉を全て落とし
(代わりに)銀の衣を纏い(う)
まるで別世界
異次元への旅:表現が大げさ
→もう少し現実的な言葉はないか!
世界が変わる、という着眼点は面白い発想だと思う
「Ⅰ」の流れを受け継ぐなら、
「新しい始まり」、というところだろうか
世界は変わっていく
白く塗り替わりながら
足跡だけがまだ残っていた
(今は消えてない。まだ。
でも、消えてしまうかもしれない。)
きえてしまう
でも消えない。足跡が覆われても
その距離とか、確かに歩いた分はなくならない
そういう前向きさはあっていいと思う。
after
――雪……
雪が道を覆いつくして
白く染められるように 消えていく…
今まで歩いてきた道は何だったのか
結局それも消えてゆくのか…
雪は降る
―無音に
月の明りに照らされて
銀に輝く光が舞い降りる
木は葉という葉を全て落とし
銀の衣を纏い
世界は変わっていく
白く塗り替わりながら
足跡だけがまだ残っていた
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