獣たちの謳歌 抱擁、カピバラとまり木になる
「抱擁」
before
怖いなら隠れておいで
世界が怖いなら閉じ籠もっていいよ
目を瞑っていい
耳を塞いでいい
その足が
動き出すその時まで
その手が
扉を開ける時がくるまで
ここで眠るといいよ
ここで生きるといいよ
誰も急がせたりなんかしないから
目を開けて
その手で扉を開くまで
待ち続けるから
その時が来ることを知っているから
待っていられる
信じられる
焦ることはしない
ただその時を待つだけ
自分でここから出る―その時を
世界に出たらそれは先ずは光が出迎えるでしょう
風が歌うでしょう
大地が笑うでしょう
きっと―降り立つよ
そして―ここから出て行くんだ―
その時が来ていないだけ
だから無理をしなくていいの
その時がくれば
自分でここを出て行くから
その時は誰にも分からない
自分にすら分からない
でも―世界は知っている
その時が来ることを
だから信じて待てばいいんだ
そしたら世界の合図が聞こえるはずさ
―そしたらきっと自然に動き出すよ
もしも動けなくても
世界が勝手に回り出すよ
そしたら
その流れに身を任せればいいだけなんだ
Prefatory note
あれかな?バンプオブチキンかな?
パクったのかな?みたいな第一印象
長すぎるのでもっと凝縮させる
Between
怖いなら隠れておいて(で)
世界が怖いなら閉じ籠もっていいよ
目を瞑っていい
耳を塞いでいい
その足が
動き出す(その)時まで
その手が
扉を開ける時がくるまで
ここで眠るといいよ
ここで過ごす(生きる)といいよ
誰も急がせたりなんかしないから
(目を開けて
その手で扉を開くまで
待ち続けるから
その時が来ることを知っているから
待っていられる
信じられる
焦ることはしない:同じことの繰り返しにならないように、重複箇所は削除)
ただその時を待つだけでいい
自分でここから出る(―その)時まで(を)
世界に出たら(それはま先ずは)光が受け止めて(出迎えてるでしょう)
風が歌って(うでしょう)
大地が笑って(うでしょう)
(きっと―降り立つよ
そして―ここから出て行くんだ―
その時が来ていないだけ
だから無理をしなくていいの
その時がくれば
自分でここを出て行くから)
その時は誰にも分からない
自分にも(すら)分からない
でも―世界は知っている
(その時が来ることを
だから信じて待てばいいんだ
(そしたら世界の合図が聞こえるはずさ
―そしたらきっと自然に動き出すよ:分かりにくいので削除)
もしも動けなくても
世界が勝手に回り出すよ
そしたら
その流れに身を任せればいいだけなんだ
after
怖いなら隠れておいて
閉じ籠もってもいいんだよ
目を瞑っていい
耳を塞いでいい
その足が
動き出すまで
その手が
扉を開けるまで
ここで眠るといいよ
ここで過ごすといいよ
誰も急がせたりなんかしないから
世界に出たら光が受け止めるよ
風が歌って
大地が笑うよ
その時は誰にも分からない
自分にも分からない
でも―世界は知っている
だから信じて待てばいいんだ
もしも動けなくても
世界が勝手に動き出すよ
そしたら
流れに身を任せるだけでいいんだ
Editor note
かなり冗長な内容がぎゅっと中身ができた気がする。
「カピバラ とまり木になる」
before
風で小波揺れる水面
泡が立ち上っては消える
ぶくぶくと
その身体が現れた
カピバラ
小鳥が頭の上にちょこんと乗る
カピバラは気にしない
鳥も気にしない
そして飛んでいく
何事も無かったかのように
鳥にとってそれは水面にある石と同じだったのかもしれない
そして 別れていく
旅は続く
Prefatory note
もう少しすっきりまとめたい。
between
風で小波(さざなみ)が揺れる(水面)
泡が立ち上(のぼ)っては消える
ぶくぶくと―(その)身体が現れた
カピバラ
小鳥が頭の上にちょこんと乗る
カピバラは気にしない
鳥も気にしない
(そして)鳥は飛んでいく
(何事も無かったかのように)
(鳥にとってそれは水面にある石と同じだったのかもしれない
そして 別れていく:この一連の表現は必要なのか?蛇足に思う)
旅は続く
after
風で小波(さざなみ)が揺れる
泡が立ち上(のぼ)っては消える
ぶくぶくと―身体が現れた
カピバラ
小鳥が頭の上にちょこんと乗る
カピバラは気にしない
鳥も気にしない
鳥は飛んでいく
旅は続く
Editor note
何気ない風景を写真のように収めた詩
でも、その素朴さがいい。
詩人です。出版もしております。マガジンで書籍のご案内もいたしております。頂いたサポートは出版の費用にさせていただきます。