「魂の揺り籠」 命の鼓動





before


――眩しさに
目が――覚めた

――夜

――月が
煌々と光る―雲一つ無い―夜空――闇

光は月だけ

なんて―孤独―
あぁ―これは…私の見ている世界…

また―会えたね…
世界と挨拶を交わす

月が一つ 命が一つ
光りが一つ 輝きが一つ

満ち欠けする星 鼓動する命

世界の隙間を満たした命――一つ

between

物語の整合性が何もない
デジャブの塊みたいな詩
使いまわしたフレーズで組み合わされている
耳障りがなんとなくいいだけで
何の意味も構築できてない気もする。

目が覚めた。というのは良いと思う
夢と現実。旅と人生、というものの関係から、
何度でも新しく始まる意味合いでも、目が覚めるのはあり。

おおまかにはこのようにする。
夜。月。月は独り。
風。雲は波打つようでそれは海のようで
月は海に浮かんでいる
そしたらきっとこの星も そして私もそう。
大きな揺り籠に揺られるような
隙間を満たす命が一つ。そういう流れ。

after

――眩しさに
目が――覚めた

――夜

月が煌々と光る

風が揺れている 雲が波打って
海みたいに 月だけが浮かんでいて

なんて孤独だろう

これは私の見ている世界

あの月も きっとこの星も
私も 命も みんな

揺り籠に抱かれるような

世界の隙間を――満たしている

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