「魂の揺り籠」 終わりと始まりについて Ⅱ





before


世界を知るほどに
自分自身に出逢う

意味や理由 始まりや果て
考えるほどに分からなくなる

まるで――求めるほどに
失っていくかのように

だから手にしたそれを絶対になくさないでおきたい

この手から消えていってしまうなら
せめて心の中にしまっておきたいと思った

生きていく中で
それを思い出と呼ぶのだと――知った

between

おおまかには変えずに、シンプルにしていく。
思い出とは言わずに、後々繋がって、あれは思い出だったのだ、という流れにする。

after

世界を知るほどに
自分自身に出逢う

意味や理由 始まりや果て
考えるほどに分からなくなる

まるで求めるほどに
失っていくような気がして

だから手にしたものをなくさないでおきたい

この手から消えていってしまうなら
せめて心の中にしまっておきたい

(Español)

Cuanto más sabes del mundo
Cuanto más me encuentro

Sentido, razón, principio y fin
Cuanto más piensas en ello, menos sabes

Es como si cuanto más busco
Siento que cuanto más busco, más pierdo

Por eso no quiero perder lo que tengo

Si va a desaparecer de mis manos
Al menos quiero guardarlo en mi corazón

(English)

The more I know about the world
I encounter myself

Meaning, reason, beginning, end
The more I think about it, the less I know

As if the more I seek
I feel as if the more I seek, the more I lose

That's why I don't want to lose what I've got

If it's going to disappear from my hands
I'd like to at least keep it in my heart

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