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詩「君が見せたユメと」


寝てるとき二人だったはずなのに朝起きてひとりだったらちょっとあわあわしちゃうよね。そんなひといない? いるってことにしてよ。それができるのが人間なんだろう?

朝起きて寝るだけの、独りの世界に君が入ることで窮屈になったはずなのに、空調の調子がよくない、被った毛布はやわらかい、いのちのにおいがした。心音が、足音が、見えているだけの君だから、見つけられないときのうの記憶で部屋が散らかっていくよ。

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