懐の深い人の言葉は心に響く
体調不良で仕事を休んだ次の日は、職場の人たちが「大丈夫?」と声をかけてくれる。それは、”おはよう”と同じ、単なるあいさつ、だから私も「大丈夫」と返した。
ひとり、相手の気持ちに寄り添える温かい心の持ち主がいて、その人の励ましが心に響いた。
明るく軽い感じののりで、
「最近、みんな忙しいからいろいろあるわよね。私なんか自分の中にため込んで発散できないタイプだから、それで体調くずしたこともあったわ。ふらふらしながら仕事してね、でも、大丈夫。なんとかなってしまうものなのよ。今、自分が一番やりたいと思うことをやってみたらいいわよ。元気がでるから」
現場の緊迫感や、私の性格を分かったうえでかけてくれた言葉だと思った。なんの根拠もなくても、その人が明るく言う ”大丈夫”は、安心感を与えてくれた。
懐が深いってこういう人のことをいうんだろう。いろんな経験から様々な苦悩を乗り越えて、些細なことでは動じないゆとりがあって、回りのこともちゃんと見えていて、相手に寄り添うことができる人。その深い懐から出た言葉は、相手を包み込み、安らぎを与えてくれる。身近にこんなに素敵な人がいたことがありがたい。
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