雨宮大智
自由な形式でのポエムです。
12連24行、13連26行からなるポエムです。
2005年、ラジオから流れてきた何気ない放送で、僕は「ブログ」を初めて知りました。そのブログにポエムを投稿し始めてから、今年で19年。毎日のようにポエムを投稿してきました。現在はブログだけでなく、X / Twitterやこのnoteにも投稿をしております。 具体的に、このnoteには「中編詩」と僕が分類している24行ほどのポエムを掲載しております。この中編詩は毎週土曜日か日曜日に投稿しております。そしてその詩を、日曜日の夕方に朗読・発表しております。 X / Twit
君がくれた言葉 「ありがとう」の五文字 いつでも傍にあった 五文字の魔法の言葉 辛い時も 悲しい時も 嬉しい時も 楽しい時も 君が居たことを 懐かしく思い出すよ 君がくれた言葉 「ごめんね」の四文字 仲直りする時に使う 四文字の魔法の言葉 ダメな時も 悔しい時も ケンカの時も 謝る時も 君がくれたことを 懐かしく思い出すよ パック寿司でも 菓子パンでも 空腹が満ちれば それで良かった 心が満たされていたから 君が隣りに居たから 今から君に告げる 僕が生ま
太陽が降る日や 雨の煌めきの日 そんな日を 君に捧げたい 闇の中の灯りや 風の中の停止線 そんな日を君に捧げたい もし この過ぎ行く日々が 記憶に 留められるものならば もし この愛の日々が 体に 刻み込まれるものならば すべての愛を 君に捧ぐ すべての日々を 君に捧ぐ 日々 平穏に過ごすだけならば 生きてゆく意味はどこにあるのか 日々 戦いに明け暮れるだけならば 心を忘れてしまったのはいつからなのか ともに歩く日々に ともに生きる日々に そこにだけ 愛があ
ある日 気がついた 「僕はまるで人形のようだ」と 歯車仕掛けの人形 「まるでロボットのようだ」と 毎日同じ時間に目覚め 朝食を食べ 歯を磨いて 今日も会社に行く いつも通りの仕事をして そして眠りにつく よく眠る 次の朝まで そんな1日は大事だけれど たまに嫌になる 歯車仕掛けの人形 壊れずに今日も働く 休みの日はジョギングして 夕食は 少し豪華に 多分これでいいのだ 毎日が過ぎてゆく でもある日 全てが変わってしまった 会社が潰れたのだ 歯車仕掛けの人形
ここからは 勝負どころ みんな 君を応援している ここからが 人生の山場 みんな 君を応援している 君が頑張れるのは 励ましてくれる人がいるから 「ひとりだけ」と思わないで 君の理解者を探そう きっと近くにいるハズ 君を理解してくれる人が きっとどこかにいるハズ 君を愛してくれる人が 人生の旅は長い 気楽に行こう 人生の朋友を探し 今日も生きてゆく 人に励ましてもらったら いつか それを返そう 君が応援してもらったように 他人を応援してあげよう 君の応援を
いま ここに生きることに 意味をさがす いま ここに生きることを 誇りに思う すべてのものには意味がある 無意味なものなど どこにもない たとえば この「ひとつの石」に 君は何を見るだろうか 君はその時に気づく 「この石は落ちたがっている」と 「上に放ると石は落ちたがる」 君は路傍の石に 地球に遍く 万有引力の法則を見る すべてのものには 意味がある 無意味なものなど どこにもない 君がいま ここに生きているのは この時代を選び この地を選んだからだ 君が生
君がうたう歌は どこまでも清く 岩清水のように 涼やかで 濁りなく ボクらを癒してくれる ボクらを包んでくれる 君がうたう歌は どこまでも透明で 大空のかけらのように さわやかで よどみなく ボクらを愛してくれる ボクらを支えてくれる 今、歌を唄おう! 大きく息をすいこんで 今、歌を唄おう! 力の限り大声で どうやらボクたちは 辿り着いてしまった 歌がすべてを 形づくる世界に 今 君と心をひとつに 一片のメロディを唄う だからなのだ この世がこんなに美し
いつからか この世には ファンタジーの世界が存在し 剣と魔法の冒険譚 宵闇のファンタジア そんな世界へと僕たちは 剣と弓 持て馳せ参じ 今日も魔物たちと戦う ファンタジーの世界で 「そんなもの 在りはしない」 「すべて 夢まぼろしだ」 大人たちは云う 「ネットに引きこもるからだ」 それでもい 一晩だけ英雄になろう この夜が白むまで 今日の仲間と戦い 世界を救うのだ 虚無の魔物から 大人たちは云う 「早く寝て 仕事をしなさい」と 大人たちは云う 「夜型の生活
今日 占いをしてみた あなたの誕生日占い 射手座だから 元気なんだね、とか 知性にすぐれた 星回りなんだね、とか 占いの先生は言っていた あなたのことを褒めていた 今日 占いをしてみた 駅前のタロット占い ラバーズだから 恋しいんだね、とか 問題多発な 運気なんだね、とか 占いの先生は言っていた 私のことを褒めていた 問題が起きたら占ってもらう それが私の趣味だから 問題を解決することが 私の仕事だから 占いをツールとして使ってみる あなたは どんな占いが
多くの人が夢に見る 宇宙への壮大な旅を 多くの人が夢に見る 地球を外から眺めることを いつか僕たちの子孫が この太陽系を離れたら そんな夢物語でも いつか現実になるだろう 多くの人が夢に見る この世から戦争がなくなることを 多くの人が夢に見る 人種を超えた平和な世界を いつか僕たちの子孫が この世界を刷新したら そんな夢物語でも いつか現実となるだろう 若人よ、夢を見よ! 大きな大きな夢を見よ! いつか僕たちの子どもたちが 夢を見ることを忘れてしまったら
日常を離れて 今日は旅に出よう 日々の暮らしを見直す 良い機会となるだろう 日々を重ねていくことが 生きることならば 今日は少しだけ いつもと違うことを それが出発点になる 新しい自分を探して 日常を離れて 今日は海へ行こう 日々の雑事を忘れて 今日だけはのんびりしよう 今日は少しだけ 自分にご褒美を それがゴールになる 達成した目標を讃えよう 今日と昨日が違うのは 僕に記憶があるから 今日と明日が違うのは 僕に夢があるから 新しい日常を探して 今日は旅
この仕事が終わったら あのカフェへ行こう 僕の行きつけの店 あの街角のカフェへ この夜が終わったら あの店へ行こう 徹夜明けでもいい モーニングを食べに 僕らはいくつかの店の 常連となり 日々を重ねる そんな店をいくつ持てるかが 人生の成果だという あの店へ行こう あのカフェへ行こう この仕事が終わったら この夜が明けたなら それは人生の宝であり 良き日々の語り手である あの店へ行こう あのカフェへ行こう 一見さんではなく 馴染みの客として それが僕の人
誰からのメールもこない 誰からの電話もこない ひとりきりの夜 夜は長くて 誰のためでもない 誰のせいでもない ひとりだけの夢 ひとつだけの想い 自分で決めたことだから 最後まで続けて行きたい 「人に迷惑をかけてまで それを貫きたいのか」 誰からの手紙もこない 誰からの連絡もこない ひとりだけの夜 空は白んで 誰のためでもない 誰のせいでもない ことばだけの誓い こころだけの想い 自分で決めたことだから 最後まで続けて行きたい 「人に愛されなくても そ
みんなのために いま 立ち上がろう 苦しくとも 愉しい人生を 自分が 自分らしくある人生を かち取るために いま 立ち上がろう 自分の足で立ち 自分の手で生きてゆく そのためには いま 気づくことが大事 誰かのための歌ではなく 自分のための歌をつくろう それが みんなのためになる 「僕だけの歌」が「僕たちの歌」になる 自分らしい人生を 自分だけの人生を それを生きる時 その人生は人の役に立つようになる 「自分だけの人生」を見つけることが みんなのためになるの
新しい道を行く これまでとは違う 新たなる道を 新しい道を行く これまでと分かれた 新たなる道を 全てが新しく 目と心をうばう 全てに溢れる 気力とスタミナ 「新しい」ということは 形にとらわれないこと 「新鮮」ということは みずみずしい感性だということ 何をするにも 前例がない 何をするにも 抵抗がない 失敗したっていい 勢いが重要だ 何にでもトライする やる気だけが必要だ 新しい道を行くには 新しいスタンスで 新しい道を望むなら 今日 それをはじめよ
この大地に生きる 土と暮らし 雨と泳ぐ この大空に生きる 風に吹かれ 太陽を浴びる 日々の暮らしが 大地と共にあり 日々の営みが 大空と共にある インターネットの架空の中では 名前だけが点滅し アスファルトの街の中には 熱波だけがこもる いのちをつなぐ供物を食べる 食物連鎖の極にあるのに ポテチを食べ コークを飲み ジャンクフードの迷路の中で 明日への出口を探す この大地に還るまで この大空に還るまで 都市の迷宮を踏破し もう一度大地へと 大地と共に生き