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からっぽの街とお盆

街にひとがいない。

朝、いつものように娘を自転車の後部座席に乗せて自転車をこぎ出したときから「なにかがオカシイ」「なにかがいつもと違う」とそわそわしていた。

その奇妙な違和感の理由が、ああ街にひとがいないからだ、と気づいたのは、保育園までの道のりを3分の1ほどほどすぎたころである。

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3,035字
どうでもいいことをすごくしんけんに書いています。

<※2020年7月末で廃刊予定です。月末までは更新継続中!>熱くも冷たくもない常温の日常エッセイを書いています。気持ちが疲れているときにも…

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