note非公式meetup@福岡の日の、日記。
おかしい。
余裕を持って到着したはずが、ガラス越しに見える店内はすでに盛り上がっている。これはあれだ、どうやら完全に出遅れたというやつである。
午前中、1歳の娘と公園でのほほんとシャボン玉遊びをし、あとは頼んだ!と夫に子を託して、自転車で「note福岡(非公式)meetup」へと向かう。駐輪場を探して周辺をウロウロしているうち、完全に出遅れた。
会場は、『COFFEESTAND seedvillage(シードビレッジ)』さん。こじんまりとした空間なのだけれど、むしろそれが今回の規模にぴったりとマッチしていて、ちょうどよい濃さの熱気がただよっていた。
「すみませんー、遅くなりました!」
空気を読まずに入ってみたら、一番入口近くにいたのはなんだかぬいぐるみのような、大きくてふっくらした方。あれ?これはもしや、佐伯ポインティさんなのでは……(他の記事で外見をお見かけしていたので)。
「エロデューサー」を名乗っているというから、実際はいったいどんな方なのだろう、と思っていたけれど、あまりに穏やかでキュートな空気をまとっていて、一瞬で「あ、いいひと……」と思う。人気が出るのも頷ける。
なによりもそのポインティさんのお腹が、我が家にいる1歳の娘の「ぽこん」と出たお腹にそっくりすぎて、とてもひとごととは思えない。
プレゼン中もたびたび、「お腹かわいい……(1歳の娘を連想して)」と見つめてしまっていたことは内緒である(そういう意味では確かに、母性本能をくすぐられていた)。
* * *
そんな出遅れスタートの参加だったけれど、ポインティさんのプレゼンにはちゃんと間に合い、『バズるSNS講座』をしかと拝聴した。
わたし自身はいまのところ、バズ目的ではなく自分の心の整理目的でnoteやtwitterをゆるーくやっているので、参加するまえは「こんな自分が参加してもいいんだろうか」と思っていた。でも実際、聞いてみればもうそれは、話として単純にとてもおもしろかったし、大変勉強になった。
なかでも個人的に、ああすごいなあと思ったのは、ポインティさんの俯瞰力。一過性のバズる、バズらない云々ではなくて、各SNSの特性をよく研究し、他の方のツイートなども勉強・分析を重ねたうえで、とても戦略的にそのツールを使っておられるのだな、ということがよくわかった。
その子犬みたいにチャーミングな笑顔でにこにこと、なにげなく語るけれど、これはもう、地道な努力の積み重ねだなあ、と思う。もし、いつか自分にも必要なタイミングがきたら、そのときは今日聞いた教えをぜひ活用させていただきたい。
* * *
それ以外にも、福岡市美術館“中の人”(非公式)さんや、乙女ゲームのシナリオライターさん、漫画家さん、ブロッコリーなど植物を樹脂に閉じ込めたジュエリーをつくるハンドメイド作家さんなどなど、色とりどりに“濃い”方々がたくさん。
移住者の立場として個人的に印象的だったのは、漫画家のKenさんが、「福岡は都市といえど、全体が『大きい村』みたいなところがある」と言っていたこと。自分がなんとなく感じていた空気感を、ストンと言語化された気がして、とても納得感があった。
まだその“村”感にいまいちなじみきれず、所在なく浮遊している感のある自分としては、やっぱりそうだよなあ、“村”なら、もっと村に出ていって村文化を体に取り込んでいかないとなあ、と改めて思った次第。
この日のnote非公式meetup@福岡も、その第一歩になった…かなあ?
ほんとうは、まだまだnoteについて話したいことがたくさんあったのだけれど、あふれ出るnote愛をいまいちちゃんと消化しきれぬまま、今回はタイムアップ。
でもそのくらいが、ちょうどいいのかも。
これから、もっと知りたい。福岡自体のことも、福岡のnoteユーザーさんのことも。そのくらいのほうが、次が楽しみになるということで。
今回は、はじまりの場。そんな場に参加させてもらったことを、とてもうれしく思った。
企画してくださった池松潤さん、講演してくださった佐伯ポインティさん、会場提供してくださった『COFFEESTAND seedvillage』さん、そして出会ってくださったみなさん、どうもありがとうございました!
会場を後にして10分も経たないうちに、スマホの画面がバッキバキになったけれど、行ってよかったのは間違いない。
(おわり)
P.S. 主催してくださった池松潤さんの振り返りnoteはこちら↓。いろいろと考えて準備してくださり、ありがとうございました!また、ぜひ。