ミカが理由を求めたこと
はじめに
こんにちは。
今回は前置きで話す雑談は特にないので、一つだけこの記事についての説明です。
この記事はミカは救われるべき優しい少女であることを信じて、今後の展開を予想した内容が書かれています。
ただ、ミカが好きな気持ちがあっても、どういうミカが好きなのかということは人によって異なると思います。
また、一部の内容にはエデン条約編の本編以外でわかることを含んだ意見があります。
なので、以上のことで気になったことがありましたら、4章を読み終えた後に読んだほうがいいかもしれません。
それでは、前置きはここまでです。
本題
3章後半のミカについて
3章後半のミカの出番はあまり多くありませんでしたが、パテルの傘下に対して、誰かの命令がなければ憎むことや宣戦布告もできないのか?という内容のことを言ったり、理由がなくても気分や気持ちを一番大事にしていました。
そして、パテルの傘下からはコハルと先生によって助けられ、先生の前では笑顔ではいられなくなりました。
また、そのミカの様子を見たセイアは、ミカは嫌いであることの理由を求めたり、その気持ちを合理化しようとしていたのだと言ったり、自分がミカのことをまだ分かっていないことや、知ろうとする努力を怠っていたことを反省し、ミカを許し、ティーパーティーでお互いに話すことを必要と思ったようでした。
3章前半までのミカの物語からは、私はナギサやハナコの推測どおりにミカの今回の襲撃には理由があり、それが明らかになる物語だと思っていたので、そこからは大きく外れた内容でしたが、自分の気分や気持ちを大事にするミカに興味を持った人もいたと思います。
これからのミカの物語
http://dailycnc.com/news/articleView.html?idxno=210300…
こちらのインタビューではミカがゲヘナを憎むまでの過程が気になるという内容の質問がされていますし、それが気になっている人もいると思います。 しかし、ミカのゲヘナに対しての嫌悪や憎悪は、ミカは回想の中で嫌いなものは嫌いだと思っていたことから、ミカにとっては嘘でもないでしょう。
また、もしもミカにゲヘナを嫌う理由があり、それまでの経緯が明かされることで話が進んだ場合、その経緯の内容がゲヘナを嫌う理由になる可能性が高く、3章後半の気分や気持ちを一番大事にするという発言をしていたミカは理由で行動していたことになってしまいます。
なので、これからのミカの話はゲヘナを嫌うまでの経緯が中心になった話ではないのかもしれないと思いました。
そして、それならどんな話になるかと言うと、これからのミカの話はゲヘナを嫌うミカの話ではなく、アリウスと和解がしたかったミカの話として進んでいき、理由よりも気分や気持ちを大事にすることが伝わるような内容になるのではないかと思いました。
3章後半のミカからは、ミカは自分の気持ちや気分を大事にしていることがわかり、それがゲヘナを嫌っていたことや、ゲヘナへの宣戦布告をしなかったことに触れて表されていました。
ですがそれとは別に、ミカは今までに何度もアリウスと和解がしたかったということを言っており、ミカがアリウスに裏切られる前や、アリウスに裏切られた後にアリウスのことをどう思っているのかはまだ謎になっています。
3章後半まではゲヘナを嫌っていたことから話が進んでいましたが、そもそもミカの話はアリウスとの和解から始まっており、ミカはナギサもセイアに対してアリウスと和解してもどうするも何も無かったと最初に答えていることからも、ゲヘナとの全面戦争の話は理由を聞かれたから答えたことです。
もしも最初に気分や気持ちを一番大事にした考えがアリウスとの和解で、それに理由を求められたから考えた理由がゲヘナに全面戦争を仕掛ける為だったとしたら、ゲヘナに全面戦争を仕掛ける計画の理由を聞かれても、嫌いだったと答えるしかなかったのかもしれません。
また、ミカのアリウスと和解したいという願いは、ゲヘナを嫌う理由やゲヘナに宣戦布告の命令をしなかった理由を問われたことと同じように、ナギサとセイアから意図や利益を……理由を求められたことでもあり、2人が納得できる意見を言えずに話を逸らされたことでもあります。
ミカは自分の気分や気持ちを行動に移す為の理由を求めていて、そのことは今まではゲヘナに対することで表されていましたが、きっとそれは嫌いなことだけでなく、好きなこと、願ったことに対しても同じはずです。
今までのミカがゲヘナを嫌う話からは気分や気持ちを一番大事にすることの大切さを理解することは難しかったかもしれませんが、もしもその価値観がアリウスと和解がしたかったという願いにも込められていたのなら、政治的な利益がなくてもアリウスの生徒を幸せにすることが目的だったのなら、セイアの言ったとおりに本来であれば許されるべきことだったのでしょう。
そして、もしもミカが今まで、あるいは今でもアリウスとの和解を願っていたのなら、先生やナギサがミカを信じ続けた時に、セイア達がお互いに言いたいことを伝えあった先に、その気持ちをミカから聞くことができるはずですし、これからの物語でアリウスの生徒を救うことになる時、その願いを叶えることができるはずです。
ミカのゲヘナへの憎しみ
3章後半では「憎悪の正体」というタイトルの話でゲヘナを嫌っているミカについていろいろわかりましたが、私はまだミカがゲヘナを嫌うことについても謎が残っていると思いました。
まず、ミカがゲヘナを嫌う理由が本当にないのかということは、まだそうだと決まったわけではないと思います。
ミカ自身にとっては嫌いなものは嫌いということかもしれませんが、ミカはハナコに言われたとおりに心が壊れて自暴自棄になっていて自分のことでもわかっていなかったり、アリウススクワッドの生徒と同様に憎しみを習うことで誰かに憎しみを植え付けられた可能性もあります。
トリニティにはパテルの生徒などゲヘナに嫌悪感を持っている生徒が多いほか、2章後半でゲヘナを嫌う理由として言ったことは印象からの想像の話でしかなく、ミカはプールでの先生との会話では『私たちにとってはずっと「トリニティ」そのものが世界の中心みたいな感じ』と言っていたり、パテルの傘下には『世間知らずのお嬢様』と言われていたことから、ミカは実際にゲヘナの生徒に会ったことがなかったり、憎悪を習うことで持つことになる環境があったのかもしれません。
https://twitter.com/EN_BlueArchive/status/1492060882439864321?s=19…
また、こちらの漫画ではトリニティで流行っているコーヒーと紅茶を混ぜて飲むことに驚き信じられないナギサに対して、『You should keep an open mind.』(先入観に囚われないでという意味)と言っていたり、本編ではいつだって相手のことをよく見ていたミカなら、嘘の理由でも先入観によることを理由として言わなさそうだったり、実際にゲヘナの生徒に会ったことがあるなら嫌いなことを理由として言えるはずだと思いました。
それと、ミカがゲヘナをどれほど嫌っているのかということもまだ明らかにはなっていないはずです。
ミカがゲヘナを嫌っていたとしても、上で書いたようにミカの話はアリウスとの和解から始まっており、ゲヘナとの全面戦争まで本当に行うつもりだったのかはともかく、ゲヘナが嫌いだから全面戦争を起こす為にアリウスに接触したという流れではないはずですし、ゲヘナを嫌いだと思っているだけなら、それが許されないことだとは思いません。
また、3章後半ではそういう気分じゃないからとチャンスにも関わらずにゲヘナに全面戦争を仕掛けませんでしたが、そこで全面戦争を仕掛けないくらいにゲヘナへの憎しみが深くはなさそうなことや、もし全面戦争を仕掛けることがアリウスとの和解と繋がっていたのなら、アリウスから裏切られたミカにはもう意味のないことだったのかもしれません。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
あとは本編がどうやったらこの内容で進むのかを考えたいところですが、Twitterでの予告からはミカの聴聞会が行われるようですし、ミカの本心を聞くことしかないと思います。
全体を通しての話になるのでここで触れますが、もしもエデン条約編におけるミカが「理由よりも気分や気持ちを大事にした人物」として描かれていたのなら、エデン条約編において「気分や気持ちよりも理由を大事にした人物」であるナギサとは正反対になるのも2人らしいのかなと思いました。
それと、エデン条約編の本編の内容ではありませんが、ブルアカの3rd PVではミカがゲヘナの生徒であるアルと同じ椅子に座っているシーンがあり、どんな展開になるとしても最後にはハッピーエンドを迎えて、こうやって過ごせるようになる物語なんだと信じたいです。
4章前半までではミカの全ては明らかにならないかもしれないですし、これから先は実際にどんな物語が待っているのかはわかりませんが、私はアリウスと和解がしたかったミカの気持ちが嘘だったとはどうしても思えなくて、ミカはアリウスとの和解を願っている優しい少女だと信じ続けることしました!
もしもミカを信じたい人がこの記事で少しでもミカのことを信じられるようになっていれば嬉しいですし、今回も裏切られる時は私も一緒ですので、ミカが優しい少女であることを、ミカが幸せを笑顔に込められる時が来ることを一緒に信じましょう!