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Photo by
agehachou50
母からのチョコレート
75歳になる母から早めのバレンタインのチョコレートをもらった。トリュフだった。早速食べてしまった。今の私の楽しみは食べることなので、チョコレートをもらえるととても嬉しい気持ちになる。母は毎年バレンタインに家族にチョコレートを配ってくれる。私もオマケでもらうのだが、ありがたい。
今の私ができることは、こんな風に何かを食べたり、飲んだり、簡単に話をしたり、簡単な文章を書くこと、読むことくらいしかできない。混み入った話は頭に入ってこないし、シンプルに生きることしかできなくなった。
母からのチョコレートを後何年食べることができるのだろうか。わからない。来年にはもう食べられないかもしれない。
生きることは苦しみでしかない。喜びなんて僅かでしかない。たまにチョコレートを食べるくらいだ。人は前向きになるように言葉をかけてくれるが私のなかにある悲観は奥が深く、なかなか明るい方向を向くことはできない。常に誰かが攻撃してくるのではないかという強迫観念が私のなかにはある。それが私を不自由にしているように感じる。
いつか解放される日はくるのだろうか、わからない、わからないけど、私はまだ確かに生きて、命を続けている。なんのために?わからないし答えは出せない。
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