『きちんと休む』 てくてく通信+🎈 #78
こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
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きちんと休む
今年の11月は若干暖かいようです。今日、仙台はみぞれが落ちていました。もうすぐ、初雪ですね。楽しみであり、寒くなる前兆で、ちょっと身構えたり。私は、この季節は自分で作ったセーターやスカートを着ることができるので、嬉しいです。皆さんの冬の楽しみは何ですか?
今日は、お休みのお話。
あまりそうはみえないと思いますが、私は仕事が大好きです。でも、同じくらいお休みも大事です。これは、ノルウェーに住んだ時の経験がとても生きていて、仕事をするときは、きちんとする、だけど、休むときはきっちり休むという習慣がついているためだろうと思います。だから、私は日本人と比較するとたくさんお休みを取りますが、実際の生産率は結構高いと思います。
小さなお休みとは別に、私はこれまでの人生の中で、3回、大きなお休みを取ったことがあります。20代の時に2回、そして、40代の初めに1回。いずれも、大きな事件が起きて、病気になり、否応なく休まざるを得なくなったのですが、1年くらいずつ、何もせず、ひたすら回復するために休みました。どの回も、とても、得るものが多かったです。
人生最初に長いお休みを取ったときは、「わぁ~、私ってこんなに疲れていたんだ!」と、驚きました。あまりに疲れていたし、その時は、助けてくれる人もいなく、何の約束もなかったので、25時間生活をしました。人間はほっておくと25時間サイクルで生活するようになっています。小学校からずっと、必ず学校に行かなければいけない状態で育った私にとっては、そのお休みは、とっても重い荷物を1回下におろすようなとても貴重な時間になりました。ひと月ごとに、少しずつ、少しずつ、自分が回復していくのを感じられました。少し元気が出てきたら、その間に、こつこつ勉強して、さして塾にも通わないで、1年後には大学に受かりました。普段会えないような友達もでき、面白い時間でした。
2回目のお休みは、手伝ってくれる人がいたので、それは最低限週1回やりながら、休む場所をつくり、ひたすら眠りました。3回目はもう慣れていたので、大きな考え事ができるようになっていて、この仕事を始めるきっかけをもらいました。ちなみにこの時のことで後悔しているのは、私の回復を手伝ってくれていた人に「仕事は?」と聞かれたこときっかけで、「やらなくちゃ」と思って、今の仕事をまだ準備ができていなかったのに始めたことです。本来なら「ああ、十分休んだな、仕事したいな、わくわくするな。」と感じるところまで待ってから始めたら、もっと成長が早かったと思います。
こういう風に、人生のお休みを取ることは、多くの人にとってはとても難しいことだと思います。まだ日本にそういう習慣がないからです。でも、私は次に自分が本当に休みたくなったら、病気にならなくても、自分で決めて、周りの人に丁寧に説明して、長期のお休みを取ろうと思います。それも、何もしないためのお休みを。お休みをするのに、必ず病気にならなくてはいけないのは、身体に対して失礼だと思うからです。
例えば、私たちは老後、たくさんの余暇の時間を持てます。でも、そこまで待たなくても、本当に人生をただただ楽しむ時間を例えば、30台に1年、50台に1年持ったっていいわけです。履歴書の見栄えはよくないかもしれませんが、その時間に自分が何を大事にして、何を人生でしたくて、何を感じて生きているか考えられたら、それは、その後の人生にとってもとても大事な時間になります。そういう時間があったからこそ、今、私は、皆さんに出会え、こんな楽しい仕事をできているのです。
今は、不登校や引きこもりが、名前を持つ現象になり、少しは社会的認識も理解も深まってきました。でも、そういう名前が付かない状態でも、あなたが選択すれば、人生のお休みはつくれます。大島弓子さんが昔、「私、今、不調だから、これから1年くらい何もしないで休む。」とお休みを宣言した時、お友達はみんなぷんぷんして帰ったという描写をしていました。まぁ、そういうこともあるかもしれません。それでも、そのお休みから、よりリフレッシュして帰ってこられたら、それは、より生産性や質の高い作品をつくる時間につながるのではないかなと思います。
そして、それが5分でも、2日でも、1年でも、休むときには、コツがあって、なんとなく、「これやらなくちゃ~」と思って、だらだらする1時間よりも、「よし、休もう!」と決めて、過ごした5分の方が、ずっと休めます。そして、飛び石連休より、連続した時間のお休みの方が、よりじっくりお休みできるし、考え事も進みます。
私は、どんなに具合が悪くて休んでいる状態でも、ドラマを何度も見返して、英語を習得したり、こつこつ絵を描いたりしているので、あまり「なにもしてない」には、当てはまらない例なのかもしれませんが、少なくとも、まとまった考え事をしたいとき、お休みはとてもいい効果を表します。ちょっと前に、「サラリーマンにも1年に1ヶ月休みがあったら、人生と仕事の生産性は爆上がりなんだけどな」という投稿を見ました。その通りだなぁと思います。そういうことを少しずつ実現していける世界になるといいなと思います。
ちなみに、私の理想は、1年に1~2ヶ月休み、さらにその他に3週間くらいは別に休むことです。いつかこれを実行したいと思っています。そして、それに躊躇しているのは、むしろ私の側で、お客様は案外、「ぜひぜひどうぞ」と思っていらっしゃることもなんとなく感じています。いい塩梅になったら、実行していこうと思います。
みなさんは、これまでどんなお休みを経験してきましたか?何を感じましたか?じっくりお休みできましたか?ぜひ、教室でお話ししてください。
ちょっとしたおすすめ
日本のトイレ
日本の公衆トイレは
ものすごくきれいです。
そして、無料です。
これは、世界の中ではとっても珍しいです。
ノルウェーにも、
きれいで、無料のところがありますが、
これも、めずらしい例です。
外国に行くときに、
トイレ事情を調べるのは、
とても大事なことです。
小銭がいる国がいっぱいあります。
一度、インドで小銭がなくて、
トイレのお掃除してくれる人に
1ドル札を渡したら、
ものすごく喜ばれました。
(拝まれました。びっくりです。)
たぶん5000円くらいの感覚だったんでしょうね。
他に誰もいなくてよかったです。
みなさんの日本のいいところ発見、
ぜひ、私にも教えてください。
編集後記
韓国語の初級文法書を買いました。書いてあることの半分くらいはすでになんとなく理解していたことでした。日本人にとっては、英語を学ぶよりは韓国語はものすごく楽だと思います。まず半年浴びるように聞くという段階を経て、ゆっくり読めるようになりました。さて、ここからどこへ行くのかな。この道は何に続くのか、わくわくです。
(初出:2020.11.28)
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