『趣味が作るもの』 てくてく通信＋🎈 #19
こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
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あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。
趣味が作るもの
今日は、趣味のお話。
先日、縁あって、ニュールンベルグ裁判の心理官の話と、犯罪心理学の話を読みました。どちらの話にも共通していたのは、犯罪を起こしやすい人格というのはないけど、彼らには趣味がないことが多いという話でした。
私の趣味は、水泳と庭と編み物です。こんなにたくさんできたのは2年前からで、趣味のある世界は、今日一日の中に仕事だけではなくて、たとえやらなくても、見る世界があって楽しいです。例えばSNSの編み物の記事。朝見る庭の様子。水泳の用具を揃えたり買ったりする感じ。どれも、やらなくちゃという気持ちはなくて、ほわんと楽しいうえに、没頭してやっていると上達します。ペースは自分のペースだし、自分のためにプログラムを組むのは楽しいです。無理がないです。
皆様にとっての、一つの趣味が英会話なのだと思います。そうか、みんなが楽しくなる何かを提供しているのだなと思うと嬉しくなります。さらに、それで犯罪が減るのか！（皆様がそもそも趣味を持っていたからそこに英会話が選ばれただけですが！）と思うと、それはいいことを知ったなぁと思います。ほんのちょっとだけ、社会に貢献している気がします。
趣味というのは、思いのほか、自分の生活に余裕がないとできないものです。仕事が安定していて、時間的にも、金銭的にも、少し余裕がないと熱心に取り組めません。脳にも少し空きスペースが必要です。
それは自分を楽しむ時間と言い換えてもいいです。私は2年前まではとってもぎちぎちの生活をしていたので、何回も編み物に挑戦したのに、最初のステップがむつかしくて進むことができませんでした。2年前仕事を辞めてから、ノルウェーに行ったとき、はじめて、ホストママにゆっくり教えてもらって、できるようになりました。最初は熱中してずっと編んでいました。今は、楽しいときに楽しいだけ編むようになりました。
最初は始めるための後押しがあったほうが始めやすいです。そのうち編み物や糸紬と同じで、だんだんコツがつかめてきて、日常の中に趣味を入れてくるくる回すことができるようになります。趣味は自分が楽しめて、仲間が作れて、自分の中にも外にも居場所が作れる何かです。そう考えると、相乗効果として犯罪が減るのはなるほどなと思います。
例えば、外国に旅行に行ったとき、私は編み物のお店に行きます。その国独自の糸が売っていて、それは色とりどりでとてもきれいで面白いのです。自分がそのときやっている編み物を見せたり、これを作りたいんだけど、この糸はどれくらいいりますか？と店員さんと話してみたり、世界が広がります。毛糸屋さんのある場所、建物の雰囲気、店員さんの着ているものすべてが新鮮です。そして、たぶん相手の店員さんも異国のお客様がきていることが面白いのだと思います。
もう少し長くいるなら、編み物クラブに参加してもいいなと思います。もし趣味が料理なら、料理教室に参加してみてもいいでしょう。バスケットならバスケットに。ジョギングなら、朝走っている人に挨拶してみてもいいでしょう。
趣味は、もう一つの言語です。言葉がわからない外国人でいることは、知能がない人みたいに見えますが、それは、言葉だけでできている学校だけでのことです。歌が歌えたら歌って、絵が描けたら絵を描いて、趣味の世界で、ほかの人に自分ができることを伝えることができたら、自分と相手の間の溝は狭まります。ああ、あの人はそういう世界を持っている人なんだなと理解されます。それは、外国で暮らすときには意外と大事なことです。
趣味という服を着ることによって、それを楽しむ人たちが寄ってきます。そのことで広がる世界のお手伝いを少しでもできたらいいなと思います。
ちょっとしたおすすめ
ミロクのお菓子
丁寧に作られています。
マクロビとか、無農薬とか、私はそこにポイントはないんですが、丁寧さについては、いつも一言あります。そして、丁寧さについて、ミロクのお菓子は群を抜いています。
自分も丁寧な気持ちになる丁寧な身体になる瞬間です。
編集後記
久しぶりに夏になって、身体がびっくりです。犯罪心理学では、2003年から日本の犯罪は減少傾向にあるとかいてありました。日本は、安全な貧乏ができるとても珍しい国だと私は思います。
See you!
（初出：2018.6.30）
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