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パートナーが出産するあなたへ④|出産前編

もうすぐ パートナーの出産を控えているあなたに。
あなた目線でできることをご紹介していきます。
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1.はじめに


これは、私が現役助産師時代に作ったものに
『パートナー目線』で加筆修正を加えた記事です。
これを読んでいるのが出産される方なら、
ぜひ、パートナーと一緒に読んでほしいです。

また、無痛分娩については、別の記事でご紹介させていただく予定です。


2.はやく赤ちゃんに会いたいあなたへ

妊娠35週以降の方に推奨している行動です。
切迫早産といわれていた方、早産の既往がある方、
経産婦さんなどは、37週以降が望ましいです。
まずは、主治医に相談してから初めてみてください。

🌟たくさん歩く


どすん、どすんとお股に重力をかけるイメージで大股歩き!
基本は日中、人通りの多い場所がおすすめです。
夜間や早朝の場合は、『あなた』も付き添いましょう。


🌟階段昇降


階段を下りる動作は普通に歩くよりも負荷がかかり、
赤ちゃんが下へ下へと降りてきやすいです。
でも、一人では危ないので、ぜひ『あなた』と一緒にトライしてほしいです。
あなたは、パートナーの一段下から手を添えて。
いつでも支えられる位置にいてください。

階段を昇るときはエレベーターやエスカレーターを活用してOKです。

▲イメージ画像|できれば手すりにつかまってね☺


🌟スクワット


ハードな運動なので 陣痛につながりやすいのはもちろん、出産に耐える筋力づくりにも役立ちます。
加えて、あなたとの”触れ合い”が陣痛を促進するホルモンを分泌させるため、後ろに立って腰や背中に手を添えながら行うとさらに効果的です!
転ぶ危険からも助けられますね。


🌟足首を温める


足首まわりには、お産に効くツボがあります。
足首をまわしたり、長めの靴下をはいて血行を促進するとお産に繋がりやすいです。
ぜひ、出産を控えたパートナーに靴下をプレゼントしてみてください☺

三陰交と呼ばれるツボです。さすったり軽く圧迫するとgood!

おすすめの『まるでこたつ靴下』はこちら▼
かなり緩いので妊婦さんのむくみやすい脚でも負担が少なく、
なにより本当にあったかいです!
プレゼントに超超超おすすめです!!



3.陣痛がきたら


🌸時間をはかる|アプリをインストールしておくと便利です!
10分以内のペースで6回続けて痛みがきたら病院に電話しましょう。
番号を聞かれるので、診察券を用意してくださいね!
電話口はあなたでも大丈夫です。
おそらく途中で「本人に代わってください」と言われます。
陣痛は波のようにきます。
ゆっくり痛くなりピークが約20~30秒続きます。
そしてまたゆっくり痛みが引きます。

痛みが来てから、次の痛みが来るまでの時間を「陣痛間隔」といいます。
それが20分で始まったり、いきなり5分で始まったり、それは人それそれです。


一般的に、
赤ちゃんが降りてくると痛む部位も下がってくることが多いです。

下腹部が痛い・・・赤ちゃんが骨盤に入り込もうとしてる!
が痛い・・・赤ちゃんが骨盤に入り込んだ!いい調子!
おしりが痛い・・・赤ちゃんはもうすぐそこ!

痛みの感じ方は人それぞれなので、どの痛みで病院に電話しても大丈夫!
⚠呼吸が難しいほどの激痛、休みなくずっと痛い、常におなかがカチカチ…そんなときは危険なサインかも。
すぐに病院に電話してください。

「なるべく家で我慢したい」という人もいると思いますが、自宅だと赤ちゃんの様子を知るすべがありません。
安全のためには、陣痛がきたらまず病院に電話するのがベストです。
が、どうしてもすぐに電話できないときは、
胎動チェックだけはしてほしいです!

痛がるパートナーは、状況をうまく伝えられない可能性があります。
胎動は、お腹に手を当てていれば感じられます。
本人に頼らず、『あなた』がチェックしましょう。


4.破水したら


🌸陣痛に関係なく、すぐ病院に電話しましょう!
破水は尿漏れと区別がつきません。
病院で検査しないとわからないので、「破水かも?!」と思ったら入院の準備をして病院に向かいます。
破水ではければ帰れるし、破水の場合は陣痛がきていなくても入院になります。
ほとんどの場合、破水から24時間以内に陣痛がきます。
でも、待てど暮らせどこないときもあります。
陣痛が来ないことには赤ちゃんに会えないので、
もし破水からスタートした場合は、少し長丁場になることを覚悟して、パートナーを支えましょう。



いかがでしたでしょうか。
次回は後編をお送りします。


お読みいただき、ありがとうございました。
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助産師⚘⚘ぽこ|病気と闘いながら開業を目指しています!
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