パートナーが出産するあなたへ①|妊娠初期編
時代の変化とともに女性は社会へ進出し、
男性は積極的な家事育児参加を求められるようになりました。
今回は、パートナーが出産を控えている『あなた』へ、
一万人以上の出産をみてきた私から
エールを送ります。
1.はじめに
これは、私が病院で勤務していた時代に見聞きしたこと、感じたことを基に作成したものです。
300人のご夫婦を対象にアンケートをとり、
看護研究を行った結果も交えてお話していきます。
また、「パートナーが」と記しているのは、
『あなた』がパートナーにとってどんな立場でも、
『あなた』自身がどんなセクシュアリティでも、
出産に臨む姿勢に変わりはないからです。
2.赤ちゃんを迎えることになったら
心から望んでいた人、
突然のことに驚いた人、
様々いらっしゃると思います。
でもまずは、自分の気持ちに関わらず、
『ありがとう』を伝えましょう。
その先にどんな未来があるとしても、
生命があなたとあなたの大切な人のもとへ来てくれました。
赤ちゃんは、親を選んでやってくると言います。
まずは、『自分を選んでくれてありがとう』と
そう言ってほしいです。
妊娠初期にはできなかった『あなた』
今からでも遅くありません。
ひとこと、『ありがとう』と口にしてみてください。
3.妊娠中にしてほしいこと
①妊娠初期(~15週6日)
妊娠初期は、つわりや頭痛に加え流産への不安など、“目に見えにくい不調”を抱える時期です。
一番近くにいる『あなた』の配慮が必要です。
●話し合い
まず最初にしてほしいのは、パートナーとの話し合いです。
赤ちゃんを迎えるにあたり、ふたりの役割は大きく変化する可能性があります。
「仕事は続けるのか」
「お金の管理はどうするのか」
「家事分担はどうするのか」
「健診には同行するのか」
「どんなことをしてほしいか」
いまどんな辛さや不安があって、
相手に何を望むのかはひとそれぞれ。
まずは、一番大切にするべき人の声を聴いてみましょう。
できれば、健診のあとに10~15分程度の時間をとって、
毎回積極的に“聴く”時間を設けることをおすすめします。
●周囲への報告時期の判断
これは、パートナーに任せるのが一番です。
きっとあなたよりも、100倍彼女は調べ、考えつくしています。
あなたの仕事や家族の都合もあるでしょうが、
まずはパートナーファーストで考えましょう。
●調べる
こうしてこの記事を読んでいる『あなた』
調べてここにたどり着いたのでしょう。
すばらしいです!✨✨
今は、ネットやインスタでいくらでも情報を得ることができます。
たとえ誤った情報でも、「調べた」事実はパートナーにとって嬉しいものです。
ただし、“押し付けないように”注意です。
産院によっても、出産や育児に関する考え方はそれぞれです。
積極的に調べるのは良いことですが、
決して押し付けず、「こんなことも調べたんだけど…」と情報として発信してみましょう。
また、パートナーに「見て」と言われたものは、
必ず見ましょう。
●産院を決定する
ほとんどの産院が、妊娠16週頃までに分娩予約をする必要があります。
はやいですよね。
家の近くが良いのか
面会の制限が少ないところがいいのか
分娩費用が安いところがいいのか
サービスが整っているところがいいのか
母子同室(or別室)がいいのか
無痛分娩のできるところがいいのか
里帰りがいいのか・・・・・・
これも、まずはパートナーファーストで。
でも、「どこでもいいんじゃない」ではなく、
ぜひ一緒に調べてほしいです。
産院を選ぶ基準は、“どんな出産をしたいと考えているか“というパートナーの考えにも繋がってきます。
あなたのパートナーの想いを知る、チャンスです。
⭐️おまけ
今日はここまで。
お読みいただき、ありがとうございます。
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