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パートナーが出産するあなたへ⑤|出産後編


もうすぐ パートナーの出産を控えているあなたに。
あなた目線でできることをご紹介していきます。
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今回は、後編です。
まずは、前編からお読みください。



1.はじめに


これは、私が病院で勤務していた時代に作ったものに
『パートナー目線』で加筆修正を加えた記事です。
これを読んでいるのが出産される方なら、
ぜひ、パートナーと一緒に読んでほしいです。

また、無痛分娩については、別の記事でご紹介させていただく予定です。

前編のつづきからスタートです。


2.病院についたら

産婦さんは、診察や入院の準備をします。
あなたは30分程度待ち時間が発生する可能性があります。
その間に家族に連絡したり、本やこの記事を読んだり😉
待ち時間の過ごし方も考えておくと、リラックスしてお産に臨めると思います!


3.陣痛中のサポート例

🌼一緒に呼吸する

→お産で一番大事なのは、「呼吸」です。
陣痛中の基本の呼吸は、とにかく吐くこと。
目の前にあるロウソク🕯の火を吹き消すイメージで、ひたすらながーく口から息を吐く。とにかく吐く。
痛ければ痛い時ほど「吐く」を意識!
「はぁ~~」でも「ふぅ~~」でも、「あ”ぁ”~~!」でもOK!
息は吐けば勝手に吸えます。
吸うよりも吐くことに集中した方が、呼吸が乱れません。
おすすめは、産婦さんの背中に手を当てて、
吐くときに上から下へさすります。
1回の呼気は、4~6秒が目安です。

🌼足を冷やさせない

→冷えてたら手でさすって温める。特に内くるぶしあたりにある『三陰交』と呼ばれるツボが効果的です!

靴下も効果的ですが、妊婦さんは 靴下の着脱が難しいのでお手伝いをお願いします。

🌼心拍モニターをつけてないときは、なるべく一緒に動く

→寝てるよりも、立ってるか座ってる方が重力とともに赤ちゃんが下がってきやすいです。
四つん這いも効果的◎
赤ちゃんが一番降りてきやすい姿勢です。
コツは、足を開き、おなかを引っ込めて背中を丸めるポーズがベストです!
クッションなどで楽で姿勢を調整してみましょう。

痛みを訴える産婦さんに動いてもらうのは心が痛みます💦
でも、痛みは出産を終えるまで終わりません。

痛みから逃れるために、何が一番近道か。
それは、”なるべくはやく産むこと”です。
時には心を鬼にすることも、必要なんです。

スクワットも効果的◎
膝を外側に開いておしりを落とすイメージでやってみると、赤ちゃんが降りてきやすいです。
あなたは、産婦さんの腰を支えて応援しましょう!


🌼飲食をすすめる

→おにぎりでもゼリーでも、なんでもよいのでカロリー摂取しましょう!
お産は体力勝負です。
食事が受け付けなくても、水分だけはこまめにすすめてください。


🌼オキシトシンを分泌させる

→手を繋いだり背中に手を当てるなど、肌を触れ合わせると、オキシトシンというお産をすすめるホルモンが分泌します。
このホルモンは天然の促進剤です。
触れ合うことを大切にしてみてください。


🌼痛い部位をマッサージする

→前編でもお伝えしましたが、赤ちゃんが降りてくるのと比例して痛む場所も下がってきます。

ここでは、 マッサージのポイントをお伝えします。

力加減や場所、リズムは 適宜産婦さんに確認しましょう。


🌼おしりの押し方

→いよいよ出産が近づくと、おしりに激痛が走ります!
「力を入れたい!」「いきみたい!」と産婦さんは言うでしょう。
でも、ここでいきむと危険がいっぱいなので、
助産師はいきみ逃しをさせます。(ゴメンネ😢)
ここが1番と言っていいほど辛い時間になります。
いきみを逃すために、あなたの全力サポートが必要です。
簡単ですが、かなりの労力を要します。

肘を曲げると腕だけに負荷がかかるので、
肘をまっすぐに伸ばし肩からグッと全体重を乗せるように押します。
陣痛は必ずお休みがくるので、産婦さんのOKが出たら一緒にお休みしましょう。



4.いよいよ出産!

🔥産婦さんもそうですが、あなたも緊張がピークに達することでしょう。
でも、担当助産師の声だけはよく聞いてください。
多くの場合は、枕の下に腕を入れて、産婦さんがいきむのを後ろから支えるようにいわれると思います。
産婦さん、あなた、助産師、医師がチーム一体となって出産へ向け頑張るときです!
最後まで、全力で産婦さんをサポートしましょう。



5.出産を終えたら

❤️たくさん自分を褒めてください。
そして、産婦さんと赤ちゃんに感謝を伝えましょう。
分娩方法はたくさんあります。
正常(自然)分娩、吸引分娩、鉗子分娩、無痛分娩、帝王切開・・・
どんな出産でも、
産婦さんにしかその子を産むことはできませんでした。

心から、自分と彼女を褒めてあげましょう。



いかがでしたでしょうか。
あなたとパートナーの出産が素敵な思い出になりますように。


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助産師⚘⚘ぽこ|病気と闘いながら開業を目指しています!
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