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イベント報告: わたしと「不登校」

不登校を経験した大学生は、その経験をどう思っているのか。また、世の中にいる色んな人は「不登校」についてどう考えているのか。わたしにとっての「不登校」をゆったり色んな人と世代を超えて話す場所。

つい先日、神戸三ノ宮にて、そんな想いを持って仲間と一緒にイベントを行いました。

ちなみに写真は愉快な仲間たち
(今回のイベント運営メンバー)

今回はその時の様子を少しお伝えします。

【不登校に新しい名前をつけよう】

「不登校に新しい名前をつけよう!」というワークショップを行いました。
当たり前に話す「不登校」ということば。例えばそれをネガティブな感情をもって捉えるか、ポジティブな感情を持って捉えるかは人によって異なると思います。

少数グループに分かれて話し合ってもらいました。

出て来た案は

「充電中」
「小さな哲学者」
「学校アレルギー」
「学校行きたくない中」

などなど。

「学校アレルギー」とか面白いですね。
例えば「たまごアレルギー」のように、その人にとってはどうしようもないもの。それが、たまたま学校対象である、という考え方。みんながこう思う世の中だったら「不登校しょうがないじゃん!」っていう価値観の世の中になるのかな、と聞きながら想像したり。それについてどう思うのかも、また色んな人と話してみたいなぁと思ったり。

イベントに来ていただいた方の価値観を少しだして頂けたかなぁと思います。

【経験者の話聞いてみよう!】

その後は実際に不登校だった大学生をグループに入れて、グループワーク。当時どんなことを考えていたのか、どんな風に接して欲しかったのかなど、お話ししました。

その後は、グループの枠を外して交流会です。各所で盛り上がって居たと思います。私も何人か回らせて頂きましたが、本当は全員とお話ししたかった。

イベント後に、1人の保護者さんからお話いただいた一言が嬉しかったです。

「保護者同士で話す機会は結構あるけれども、実際に経験した学生の話を聞ける機会ってあまりない。だから今回来た。」

私は、まだ「不登校支援に関わろう」と気持ちをくくってから、まだまだ日が浅いです。だからこそこの言葉を聞き、「え、そうなんだ」と純粋に驚きました。こうして価値を感じて来てくれた人に、その価値以上を感じて、その日は帰路についてもらいたい。

今後も関わると来めた不登校支援を続けていこうと思わされました。
自分で関わると決めたことだからこそ。

【不登校と一口に言っても多種多様な経験があること】

今回のイベントを開いてみて、私が改めて一番感じたことです。

不登校を経験した人。
不登校児童の保護者。
かつて子どもが不登校だった人。
不登校生徒の兄弟。
不登校支援に関わる人。
母子登校の子どもがいる人。
潜在的に不登校だった人。
何かしら行動をしたくて、そのヒントを見つけに来た人。
不登校というキーワードが引っかかった人。

・・・他にも多分、まだまだあります。
本当に色んな人が来てくれました。

「不登校」と一口でいうものの、その言葉に対する思いは10人居たら、10通りの立場があり、そこから見える10通りの景色がある。

似ている気持ちや感情はあるけれど、全く同じってやっぱりないのだと改めて思いました。

1人の思いをすべて正しいと思うことは出来ないし、私が「こう思う」という思いを押し付けることも出来ない。

だからこそ、このイベントは私にとっては、すごく意味のあるものとなりました。

普段私の知らない世界で生きてる人が、「不登校」についてどう思うのか。どうしてこのイベントに来てくれたのか。それを聞くだけで、知らない発見がたくさんありました。
少しだけ「別の立場」から不登校について見つめられた気がします。

このイベントで出来ることが、私の気づいていないところでまだあるんじゃないかと思います。

そしてこのイベントの形を取らないけれど、出来ることもまだまだたくさんあるんだと思います。

小さな一歩を積み重ねていこう、と思えました。

今回は約20名の方にご参加頂きました。
本当にありがとうございました。

次回は2018/1/14(日)

みなさんのご参加をお待ちして居ます!

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